キーマカレー ページ7
その日の帰り。伏黒は家入さんの所に預けて、今、伏黒以外が私の家に向かっている。
…なぜかって?
それは、私がちーちゃんの為に作ったクッキーが残ってしまったから、みんなに消費して貰おうという事だ。
真希「そういやAの家、来んの初めてだな。」
『そうじゃん。…あんま見ないでよ//』
真希「何照れてんだ」
私の家はマンションだから、階段を登らないといけない。
私は、先頭になって、階段を登る。
鍵を開けて、ドアを開いた。
野薔薇「おじゃましまーす」
お母さんはまだ帰ってきてないっぽい。
『ただいま〜』
と私は家に入る。
パンダ「思ったより、キレイだな。」
『思ったよりが余計な気がするんですけど。』
伏黒がいないから、クッキーを袋に詰めて、みんなに渡す。
棘「ツナマヨ」
『でしょ!ちーちゃんが食べると思って、めっちゃ美味しく作ったんだから!』
と言うと、ガチャ、とドアが開く。
私たちは振り向くと、そこには、私の愛しの弟。ちーちゃんがいた。
『お帰り〜!ちーちゃん!!』
と抱きつこうとするが、ちーちゃんはスルッとよける。
千冬「…姉ちゃんの友達っスか?こんにちはー」
パンダ「こんちゃ。」
千冬「…」
そっかちーちゃんはみんなと初対面だからか。いかにも、おいおい。なんでパンダが喋ってるんだ?って顔してる。
真希「私ら、そろそろ帰るわ。あのバカになんか言われたら面倒だからな。」
あのバカと言うのは、五条先生のこと。
『わかった。じゃあ、また明日ね!』
と私は手を振る。棘も手を振りかえしてくれた。
ガチャリとドアを閉める。
千冬「姉ちゃん」
『どうしたの〜?』
千冬「…人前で抱きつこうとするのやめてくれない?」
『ちーちゃんが可愛いからムリだよ!』
千冬「…」
あらあら、ちーちゃん。睨むと可愛いお顔が台無しになっちゃうよ。
『ちーちゃん、来週カラオケ行かない?』
千冬「予定がなかったら」
と言って、ちーちゃんは私が作ったクッキーを口にくわえ、自分の部屋に行った。
ちーちゃんね、歌もすごく上手なんです!
ちーちゃんとカラオケ…楽しみだ。その1ヶ月半後に交流会。その次の次の日がちーちゃんと夏祭り。
最高かよ。…でも、交流会はなんかやだな。なにも起こらないといいな。
絶対に京都校に勝ってやる!
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作者名:あかさたな | 作成日時:2022年9月14日 7時