すみ火焼き ページ6
私達、2年ズは音がする方へ走ってた。
『間に合うかな！？』
パンダ「微妙だな。」
棘「こんぶ」
真希「誰がどっちに行く？」
パンダ「俺と棘は、東堂の所に行く。」
とパンダはムキッとポーズを取る。
げっ…私、どっちの所にも行きたくないよぉ…
パンダ「A、どっちに行きたいんだ？」
『どっちも嫌に決まってるでしょ〜』
真希「だよな。」
棘「しゃけ。」
そしたらバキバキッと音が…怖っ、学校壊されちゃうんじゃないの？
『あっ、恵だ！』
屋根の上に恵を発見。東堂と向き合っている。
…あれ大丈夫かな？
パンダ「結局、Aはどっちなんだ？」
え〜…と私は考える。野薔薇はワンチャン真依の所にいても平気だと思うんだよね。
恵が心配って理由もあるから、東堂の方にしようかな？
『…東堂の所で。』
パンダ「いい判断だな。」
真希が自販機の所に行く。そっちに真依が居るんだね。
私とパンダと棘は走って屋根によじ登る。
私はうまく登れなくて、棘に手を貸してもらう。
そしたら棘がジィーッと口元を隠してる、チャックを開ける。
…口元隠さない方がモテるんじゃないか？黒マスクも似合いそう。
ちーちゃんも黒マスク似合うよね。おんなじ服着せたい。
などと考えてると、棘が口を開いて"呪言"を使う。
棘「"動くな"」
パンチを恵にしようとしていた東堂は動きが止まる。
そしたらパンダは東堂の前に立ちパンチをする。
パンダ「何やってんの〜？」
私は恵に駆け寄る。棘は恵の前に守るように立つ。
パンダ「ギリギリセッーフ」
棘「おかか」
『いや、アウトでしょ！』
パンダをこっちに振り向き言う。
パンダ「確かに、アウトっちゃアウトか。」
そしたら東堂が口を開く。
東堂「…久しぶりだな。パンダ。」
そしたらパンダが東堂の方を向いて呆れたように言う。
パンダ「なんで交流会まで我慢できないんかね。帰った。帰った。大きい声出すぞ、いや〜んって。」
私は棘の方を見る。……死んだ魚の目をしてる。
東堂「言われなくても帰る所だ。上着どこだっけ？」
と私たちを見る。
東堂「どうやら、退屈通しって訳でもなさそうだ。」
伏黒が東堂を睨め付ける。
東堂「乙骨に伝えとけ。「お前もでろ」と。」
え〜、とパンダは面倒臭そうな顔をした。
パンダ「オレパンダ、ニンゲンノコトバワカラナイ」
棘「………」
『いや、早く帰れよ』
東堂「早く帰るに決まってるだろう。高田ちゃんの個アクがあるからな。」
とチケットを私たちに見せた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あかさたな | 作成日時：2022年9月14日 7時
