【stpr】こんなダメ人間に恋したとか本気ですか？ 2

ダメ人間52 ページ9

さ「お待たせ」

なーくんの家のリビングに入るとピザの匂いが微かに漂っている

な「あ、さとみくん来たよー」

こ「おそいぞー、これさとみくんにしか需要ないんだからその本人が遅れてどうすんのさぁ」

ぶーぶー、と文句をいうころん

何だかんだ最後まで付き合ってくれんのお前だけだけどな

そう思いながら机にコンビニで買ってきたものを置く

る「まぁまぁ、ころちゃんハーゲンダッ○でも食べましょ」

その瞬間恐るべきスピードでるぅとがハーゲンダッ○を抜きとる

ジ「るぅとアイス取るの早ないw？俺ももう取ったけど」

ごちそーさん、とガリガリ○片手に微笑むジェル

お前がキメ顔でそれ持つとネタにしか見えてこねぇわ

莉「俺のぽん菓子はー？」

ぐでぐでとソファーに寝転がりながら問いかけてくる莉犬

ほい、と投げれば開けていた口でキャッチしてしまったらしく、むせていた

さ「さて、じゃあ今日も語るわ。
昨日Aが珍しく甘えたでね」

手始めに昨日の出来事を話していく

さ「本当に昨日のかまちょは可愛かったんよ。
ぎゅーして、頭撫でて、ちゅーして、って。
あんな可愛いかまちょなら毎日来てくれて構わない。むしろ来て。
と言うかキスねだるの可愛くね？可愛いよな。
しかもキスじゃなくてちゅーって言うの。キスだと恥ずいんだって。かわよ」

早口で昨日の出来事とそれに対する俺の感想を述べるとそれだけで皆が苦笑する

莉「マジで溺愛中じゃん」

る「可愛いですけどね」

さ「そうでしょそうでしょ。可愛いでしょ」

自慢げに写真も見せていく

さ「これがこの前ので、こっちは昨日の、あ、俺イチオシなのがこの猫吸いしてるとこ。可愛いと可愛いが合わさると吐血か尊いにしかなんない」

な「これに最後まで付き合うころちゃんは凄いよ、俺もう聞くのやめたい」

こ「でしょ、僕めっちゃ偉い」

ジ「と言うかどれもあんまカメラ見てないのは何で？」

ジェルに痛いところを突かれる

理由なんて分かりきってるじゃないか

さ「こっそり撮ってるから」

る「うわ・・・」

こ「かなり引くわ」

ジ「孤月さんも中々やけどお前も中々やぞ」

な「さとみくん、警察呼ぼうか」

莉「皆、さとみくんはただストーカーの素質があるだけだからっ！」

さ「おい」

何げに一番失礼だったのは聖母のように優しい笑みを浮かべて110番のコール画面を見せてきたなーくんだと思う

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