【stpr】こんなダメ人間に恋したとか本気ですか？ 2

ダメ人間83 ページ40

翌朝



さ「A遅いな・・・」

そう呟きながら時計を見ると11時

いつもならとっくに起きている頃だ

心配だし見に行くべきだろうか・・・


悩むこと五秒

うん、そうしよ。起きてたら起きてたで一緒にご飯食べよ

直ぐ様そう決めてるんるんで階段を上り、ノックする

ｺﾝｺﾝ

さ「Aー？起きてるー？」

『んー・・・』


扉越しに声をかけると少し舌足らずな返事が返ってきた

ん、これならほっといても普通に起きるな

まぁ、ご飯一緒に食べたいから起こすんだけど

よく分からない誰かに弁明しつつ再度扉をノックする

ｺﾝｺﾝ


さ「A、ご飯食べる？」

『食べる・・・』

そう言うと少ししてからAが出てきた


『おはよぉ、さとみくん』

さ「ん、おはよう」

まだ眠いのか、くしくしと瞼を擦るA

心なしか頬が赤いような気がする


『さとみくん、ぎゅーして』


・・・熱測らせるか

普段甘えてくれないのに甘えてくれて、頬が赤い

これは絶対に熱があるパターン

甘えてくれたのが熱のせいと言うのも悲しいが、Aが俺のこと好きなの知ってるし平気


さ「A、あとで熱測ろっか」

俺がそう言うとAもなんとなく気付いていたのか抵抗することなく頷く

『うん、あとで測る。だからぎゅーして』

さ「うぐぅっ・・・！！」

『ねー、ぎゅーはー？』


俺が悶えていてもお構いなしに催促してくるA

ちょっと本気で尊死しそうだったが堪えて、おんぶでリビングまで向かった




ﾋﾟﾋﾟｯ ﾋﾟﾋﾟｯ

さ「えっと、37.9°C・・・。うん、やっぱ熱あるね」

体温計を見て、そう言うとAは不満そうに口を尖らす

さ「ん、どっかした？」


よしよし、と頭を撫でながら問いかけるとそっぽを向きながら答える

『今日はさとみくんと遊びたかった』

さ「〜っ！治ったら、治ったらどこか遊び行こ！」

あまりにも可愛かったからぎゅっ、と抱きしめると嬉しそうに顔をほころばすA


『うん、あとね、出来れば二人だけがいい』

さ「当たり前！！」

なんで俺の彼女こんなに可愛いんだろう

改めて疑問に思った



ーーー
マフィンシリーズが完結したので、現在新作製作中です
多分お昼くらいには出来る・・・はず

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