【stpr】こんなダメ人間に恋したとか本気ですか？ 2

ダメ人間80 ページ37

貴方サイド


『んーっ、よく寝た・・・ナニコレ』

さとみくんの肩を借りて寝ること一時間

目を覚ますとぷるぷる震えながら顔を抑えるさとみくんと、爆笑しながら写真を撮る五人がいる

もちろんその五人はりーくんやなーくんたち

やれやれ、と肩をすくめつつ自分の現在の状況を確認してみると寝る前と変わったことはなし

うん、じゃあこれはアレだ

時差でやられたタイプだ

そしてそれをみんなが楽しく写メってると。

何やってんだ、この人たち

私がそんな念を込めてじーっ、と見つめ続けるとさとみくんが冷や汗をかき始めた

さ「いや、なんというか悪気はなかったといいますか。寝顔を見せるつもりはなかったといいますか・・・」

そしてそれに続くようにしてりーくんも弁解を始める

莉「他の人に広めるつもりとかないから！それに可愛かったし！ね！」

あの、そう言うことではないんですが

無言で立ち上がると皆一斉に後ずさる

『・・・さとみくん』

さ「はいっ！？」

裏返った声で返事するさとみくんにゲームのコントローラーを手渡す

『かまちょだよ？』

さ「！へへ、かまちょおいでー」

そして膝の間に座って抱きしめてもらう

ジ「全く、このバカップルは・・・」

人にバカップルと言われてもさとみくんが隣にいるならそれで良いんだもん

我ながら変わったな、と自覚した

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