【stpr】こんなダメ人間に恋したとか本気ですか？ 2

ダメ人間60 ページ17

さ「Aこっち向いて？」

奥の手を使おうとAを呼ぶと嫌そうな声が返ってくる

『えー、ちゅーする気でしょ？さとみくん』

もう私だいぶ耐性ついたからね、と軽く睨まれる

ほぼ毎日してたらそりゃそうか

けど今回はちゅーじゃない

さ「へぇ、じゃあこれは？んぅ」

首もとに顔をうずめて吸う

いわゆるキスマというやつをつけようとしているのだ

『っ・・・ふ・・・』

Aが体が小さく跳ねそうになるのを指を噛んで必死に堪えているのが画面越しに見える

なるほど、首が弱いのか

わざと音を出してみると余計に顔を赤くする

『さ、さとみくん、それ嫌・・・』

さ「んっ・・・、それが何か分かんないから止めない」

息継ぎの合間にそう言うとAは軽く睨み付ける

『意地悪・・・』

意地悪でも何でもAの可愛い顔が見れればそれで良し




さ「ねね、構ってくれるじゃなかったの？」

『さっきの間話も聞いたし構ったから仕事するよ、私』

さ「うぅ、顔真っ赤にして耐えてたあのAをどこにやったの！」

『銀河系の遥か彼方。一生帰ってこないようにする』

さ「いいもん、またするもん」

『してもいいけどころちゃんたちに訴えに行くからね。さとみくんが無許可でちゅーの先をしてくるって。私イヤって言ってるのに、って』

さ「なんでちょっと誤解を生む言い方にしようとするの！？」

『仕返し』

さ「泣くよ？？」

『泣けば』

さ「ぴえん」

『ぴえんってもう古いんじゃなかったっけ』

さ「マジで泣いていい？？」



ーーー
次回は書き忘れてたついったーデビュー編です

あと、最近ただ甘く煮詰めただけになってきつつあるので、爽やかな甘味も今後頑張っていれていきたいです、はい。

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