【オリジナル】何をしてもダメダメな僕はある日天に召されてしまった

おそら ページ4

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『ひいぃぃい無理無理無理！！！！』

「煩いから黙ってろ。」


ぎゅうううっと大天使さんの服を掴み、

ブルブルと震えてしまう。


『……あっ』

「どうした？」

「い、いえ、何でもないですっ」


……今、大天使さんの顔が見えたような……。

さっきまでは布に隠れて見えてなかったけど、

隙間から見えちゃった……ど、どうしよう……。

ひっ秘密にしてようかな……。

なんかバレたら大変な事になりそう。……勘だけど。


「……。」


でも、綺麗な顔してたなぁ……。

赤い、綺麗な目をしていた。

それに、凄く整った顔つきをしている。

俗に言う、イケメンって類いに入ると思う。


「……ほら、着いたぞ。」

『……はっはい……。』

下ろしてもらい、縄を外され、

中心街とやらの方を向く。


『わぁ……！』

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