２５ 美の定義を述べよ ページ26
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煌びやかで繊細で上品。
家具、壁面、小物に至るまで一つ一つに細やかな装飾がなされており流石【美】を追求し重要視する寮だなと思い知らされる。
金色のシャワーヘッドを【アリス】にかざす。同じく金色の短髪からポタポタとお湯が滴り落ちて床を弾く。
此処はポムフィオーレ寮。
何故こんな所にいるかと言うとそれは三十分ほど前のこと。
人気のない食堂で空腹を満たして、これからどうしようかと鏡の間をうろついていると寮に帰ろうとしていたヴィル先輩に会った。
彼が私の顔を見て放った一言。
「アンタ、酷い顔してるわ」
そんなに酷いだろうか。そこからポムフィオーレ寮に連れて行かれて差し出された鏡を見ると目は真っ赤に腫れていた。
何があったのかと尋ねられ事の経緯を軽く話す。
色々考えていたようだが、まずはシャワーを浴びてくるように促されてポムフィオーレ寮のシャワールームを借りることにした。
ヴィル先輩が使わないと言ったものを拝借したがシャンプーもリンスもブランドもののいい香りのもので、何に使うかもわからないクリームやら液体やらをたくさん渡された。
とりあえずラベルを読んで液体のうち一つがヘアトリートメントだと言うことはわかった。心なしかさらさらになった髪の毛を乾かす。
変身魔法の一種を使って寮に置いてきた服に着替えた。部屋着と言ってもヴィル先輩の前トレーナーやジャージなんて許されるはずがない、と白シャツと黒のスキニーパンツを選択した。
『シャワーありがとうございます』
「アンタ髪型くらいちゃんとセットしたらどう？
…まぁいいわ。座りなさい」
少し呆れ顔で言うヴィル先輩。通常時はともかく【アリス】の時は寝癖を直すくらいだ。ヴィル先輩は男性にも関わらず美意識が高すぎる。流石マジカメフォロワー５００万人である。(ケイト先輩情報)
「ボン・ジュール。プリンセス・アリス」
いつからいたのか、隣のソファに座っていたルーク先輩は微笑んで挨拶した。何がそんなに、とは思うがルーク先輩はいつも楽しそうで超ポジティブ思考だ。この先輩は自由人すぎて考えている事が大抵読みづらい。
『こんばんは。お邪魔しております』
「部屋着さえ美しく着こなすとは…トレビアン！」
『…え？』
相変わらず不思議な人だ。
ヴィル先輩は訳もわからずため息をつくと座る様に促した。家具ひとつとってみても豪華でふかふかのソファに腰掛けた。
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桜雪(プロフ) - マリア・クイーンさん» コメントありがとうございます。わぁぁそれは嬉しいです！え、むしろ全然うちの子使ってやってください！もし完成したら拝見させていただき気持ちさえあります！これからも頑張りますね！ありがとうございます。 (2020年8月2日 8時) (
レス) id: ef0eaf48d3 (このIDを非表示/違反報告)
マリア・クイーン - 一応確認さして頂きました。これからも頑張って下さい。 (2020年8月2日 5時) (レス) id: 30966058e4 (このIDを非表示/違反報告)
マリア・クイーン - とても素敵でした。これからも何度か読みたいと思います。あと、私のオリキャラちゃんにユニーク魔法とクイーンという名字を真似してつけても良いですか？、小説や、漫画を投稿する訳ではなく、ただ単に自己満で描いたオリキャラちゃんなので、転載などはしないのですが (2020年8月2日 5時) (レス) id: 30966058e4 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - 由瑞さん» うわぁぁありがとうございます！頑張ります！！！ (2020年7月12日 2時) (レス) id: ef0eaf48d3 (このIDを非表示/違反報告)
由瑞 - リドル君可愛よ…凄く面白かったです!更新頑張ってください! (2020年7月12日 0時) (レス) id: 8d4739ba12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜雪
| 作成日時：2020年5月5日 22時
