最初の出会い ページ3
Aとエレン、ミカサ、アルミンが初めて出会ったのは、ザァザァと雨の降る、土砂降りの日の夕方のことだった。
その日は朝から雨雲が立ち込めていた。
アルミンと外遊びに行くと言うエレンに、傘を持って行きなさい、とエレンの母ーーカルラは言ったのだが、エレンはそれを聞かずに家を飛び出した。
それが完全に裏目に出たエレンと、珍しく傘を忘れたアルミンと、エレンについて来たミカサは、近くにあった洞窟で雨宿りすることにしたのである。
「こんなところに洞窟があったなんて…」
「雨宿りにちょうど良かったよな！でもアルミンが傘を忘れるなんて珍しいな」
「エレン…アルミンだって人間なんだから。傘くらい忘れる。…エレンだって今日、カルラさんに言われていたのに持っていかなかった…」
「お前だって持っていかなかっただろ！」
エレンとミカサが小競り合いを始めた。
「だってそれは、エレンが…先に走って行っちゃうから…」
「ま、まぁまぁ、二人とも！取り敢えず雨が止むまでここでゆっくりしてよう。夕立だろうから、すぐに止むと思う。」
アルミンは二人をなだめながら、上手く話題を変えることに成功した。
いつもの三人の光景だ。
「なぁ、この洞窟、どこまで続いてると思う？」
エレンが不意に立ち上がった。
「や、やめなよエレン！洞窟は奥まで入ると、出られなくなるっておじいちゃんから聞いたことがあるんだ！」
「…エレンが行くなら私も行く。」
「ミカサまで！！」
アルミンは二人を追うようにして、洞窟の奥の方へと足を踏み入れた。
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サクヤ - 続きみたいです！ ぜひ書いてみてください！(´∀`)♪ (2016年12月29日 20時) (
レス) id: 18ba645ccb (このIDを非表示/違反報告)
ダークプリンセス - 凄く面白かったです！続き読みたいです(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ更新頑張って下さい！ (2016年10月4日 21時) (レス) id: 28731f575f (このIDを非表示/違反報告)
聖愛(プロフ) - 更新頑張って下さい！！応援してます！ (2016年6月8日 18時) (レス) id: 774a93f2e5 (このIDを非表示/違反報告)
れんれん - つづきが読みたいです。こういうタイプの話は好きです。 (2016年6月6日 17時) (レス) id: a5519b4c03 (このIDを非表示/違反報告)
サムリリ(プロフ) - 読ませていただきました！とても面白いです(*´ω`*)これからも更新まってます！ (2016年5月24日 18時) (レス) id: f2c373497b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるかぜ | 作成日時：2016年5月18日 21時
