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予定変更 ページ20

私たちは縁側に腰掛け冬ならではの綺麗な三日月を無言で眺めていた。
吐く息は白く、少し風が吹くだけで襦袢の他何も羽織っていない己の肩がぶるりと震える。

一瞬のそれに気がついたのか総司は淡い小豆色の上着を脱いで私の肩にかけた。


「そういえば襦袢姿だったね――風邪引いちゃうから羽織ってなよ」

「体の弱いあんたが何を言ってるんだか・・・ま、ありがとう」

「僕が風邪引いたらAが責任持って看病してくれるんでしょ?役得だよねー」

「しばらくは忙しいから、千鶴か手の空いてる隊士に頼む事になると思うけどね」


不満そうに頬を膨らます総司の頭を撫でてご機嫌取りをすると、やはり彼は嬉しそうに目を細め「もっと」と言わんばかりに体をさらに近づけて、終いには私を抱きしめた。

唐突な事に驚きつつも抱きしめられたまま頭を撫でると、「ふふっ」とご機嫌な声が耳の近くで聞こえる。これが猫ならば、きっとゴロゴロとのどを鳴らしていたに違いない。

総司の冷えつつある体を温めようと総司の背に腕を回してできるだけ体を密着させる。


「あれ?今日は凄く積極的だね」

「総司が風邪引かないように温めようとしてるだけ」

「なーんだ。このまま布団に行く流れかと思ったよ」


楽しそうに笑うその目は獲物を見るような目だった気がしたが、気のせいだと信じたい。

本当に連れて行かれるのも、からかわれるのも嫌だし、心の動揺に気づかれないよう平静を装って、私はこの空気を壊すべく話題を切り替えることにした。


「明日も仕事あるんだからありえないね。・・・そうだ、いつ帰るの?」

「ん?ああ、屯所には帰らないよ。僕はここに待機になったからね」

「一たちと行動するって事?」

「僕らもこの建物で寝泊りして、一君たちは現場近くで待機。僕は予備として現場じゃなくてここに待機なんだ」

「ふーん。それって角屋の方に迷惑とかかからない?」

「もう許可は貰ってるんだって。――土方さんも仕事が早いや」


へー、総司たちと寝泊りか・・・ん?

私の右肩にあごを乗せるように抱きしめる彼を引き剥がして私はちょっと重要な事を聞いてみた。


「・・じゃあ、二人はどこで寝るの?」

詐欺→←一の思いやり



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まんさ(プロフ) - Mさん» お久しぶりです!続編書いてきました!・・・そんな、上手だなんて――ありがとうございます!(´∇`)続編でもまたよろしくお願いしますね! (2015年8月4日 22時) (レス) id: 647a4018e9 (このIDを非表示/違反報告)
M - まんささん» 本当ですか!?+。:.゚ヽ(*´ω`)ノ゚.:。+゚。え、まんささん上手に書けているじゃないですか?そんなに気にしなくても大丈夫ですよ!!それにしても、沖田さんが風邪…ねぇ?笑笑(*^^*)看病したい← (2015年7月28日 0時) (レス) id: 7f80429ab2 (このIDを非表示/違反報告)
まんさ(プロフ) - Mさん» 伊東さん斬るまで後数日・・ハアハア((( そろそろこの小説も次の章へと行きます!なんかグダグダしてきてますし、次の章からはシャキッとしたのが書けたらいいな・・・ (2015年7月27日 8時) (レス) id: 647a4018e9 (このIDを非表示/違反報告)
M - まんささん» 今すぐにでも!!笑笑(*^^*) (2015年7月24日 14時) (レス) id: 7f80429ab2 (このIDを非表示/違反報告)
まんさ(プロフ) - Mさん» ここからはわりと飛ばし飛ばしにやっていくつもりですが、何はともあれ熱いシーンが無い…(´・ω・`)伊東さん早く斬りましょう! (2015年7月24日 0時) (レス) id: 647a4018e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まんさ | 作成日時:2015年4月27日 19時

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