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杜王町の平和な日々 1 ページ40

『おっくんッッーーー!』

そう言っても誰も振り返る人はいない。

ここは億泰や由花子達のクラス。

『億泰君ー!』

「おへっ!紀乃ちゃん!?」

『億泰君…長いから今度から"おっくん"って呼ぶね。』

「おっくンンンーー!?な、なんて可愛い名前なんだよォーッ!」
おっくんはなんだか感激している。


『あ、でさ、そんなことよりちょっと話したいことが…あるんだけど…』
私は少し照れる。

「何だァ?」
億泰がキョトンと、首を横にひねる。

私は廊下の隅に億泰君を寄せて小声で言った。

『んーと、えっと、






仗助と…付き合うことになりました…』


「へー、そっかー!そりゃーよかった…




ってえええええええええ!?」


おっくんはめっちゃ驚いた後、わんわんと泣きはじめる。


『ちょっ!なんで泣いてんのっ!?』

「おめーらはよォ〜良いよなァ〜俺はいっつも1人でよォッー」

泣き崩れる億泰君を見ると罪悪感がある。

『な、なんかゴメン…』

「あ、いや、違う!仗助と…付き合うことになったんだな、お、おめでとうだぜっ!」

億泰は鼻をかみながら言う。

「いやー俺だけ取り残された感があって嫌だったんだけどよォー!」

億泰はニコっと笑った。

「お幸せにっ!」


そして億泰は、家に帰ってから2時間寝て…自分が誰とも付き合っていないことに気づいて…泣いた。







「紀乃っ!一緒に帰ろうぜっ!寄り道もかけてなっ!」

放課後。仗助がいつものように私を誘う。

『うん!』



仗助と2人で歩く杜王町。

いつもと変わらないことなのに、なんかドキドキする。


バスから降りて街中を歩いていると、1人の男の子が通り過ぎる。

「おいっ!早人!!」

仗助がそのコを呼ぶ。知り合いかな?


「仗助さん!!」


その小学生は私たちのもとに駆け寄ってくる。

「早人元気かァ〜?あ、そうだ、これからお茶でもしねぇ?
紀乃、いいよな?」


『へ?うん…』

この男の子は誰なんだろう?

「お茶!?仗助さん良いんですか〜?
で…その隣の方は…仗助さんのお友達?」

そう言うと仗助が答える。

「んーまぁそんなとこ。紀乃、こいつは川尻 早人。まぁ色々あって知り合いなんだ。」

『そうなんだ…よろしく、早人君。私は…巫 紀乃です。』

「こちらこそ宜しくお願いします、紀乃さん。」

そういうわけで早人君と仗助とお茶をすることになった。


早人君は…なんか小学生離れしてるというか…

何か"ある"感じがする。

まぁ、私の感だけれど…

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設定タグ:ジョジョ , ジョジョの奇妙な冒険 , 四部   
作品ジャンル:アニメ
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-ポン酢→(プロフ) - あんころもちさん» ありがとうございます!とっても励みになりますー!!これからもよろしくお願いします〜!! (2018年5月8日 18時) (レス) id: 21daf65d6d (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち - 続編おめでとうございます!これからも更新頑張ってください! (2018年5月7日 7時) (レス) id: beb861d356 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ポン酢 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年5月1日 22時

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