行方不明者は由花子の下に。 ページ33
『あれ、今日紀乃休みィ？』
仗助が隣の誰も居ない席を見て言った。
「うーん、どうかな…だって今日中間テストでしょ。ズル休みとかしないと思うし…」
康一も紀乃の席を見る。
『そうだよな…遅刻かなァ』
授業の鐘が鳴った。
康一も席に着く。
うぉぉ、中間テストォ！
ま、皆で勉強したし、今回はいけそうな気がするぜ！
いつもより早く帰れるし〜
楽勝だっつーの！
仗助はいつもより自信を持っていた。
そして紀乃はその日は学校へ来ることがなかった。
------------------------------------------------------------
ガンッ！ガンッ！
体当たりするがビクともしない。
ま、そりゃそうだよね。
こんな頑丈なもの、人の力では絶対壊れない。
今日で1日目か…
皆、テストしてるのか。
早くここから出なきゃ！
由花子の親は居るかな…？
きっと親に見つかれば出れると思うんだけど…
スタンドが使えれば…こんな箱なんてすぐ溶かせるのに。
あぁーーもうッ！
なんかものすごぉくイライラしちゃう！！
注射を打ったからか、頭がクラクラするし、体に力が入らない。
うう…誰か助けて。
---------------------------------------------------------------
1日目の長いテストが終わった。
『フゥ〜やっと終わったぜ…
長かった…』
「でも、今回は結構ぼく出来た方だな。」
『おー？自信たっぷりじゃねーか、康一ィ？』
仗助が背伸びをする。
そして隣の席が視界に入る。
『あれ、やっぱ紀乃…最後まで来なかったな…休みってことか…？』
「風邪でも引いたのかな…？」
『それだったら、親から連絡が行くはずだろ？』
「紀乃さん、ズル休みしなさそうだし…」
『電話してみるか。』
携帯電話で紀乃に電話する。
けれど、いつまで待っても出なかった。
『出ないぜ…』
一応、留守番電話も入れておいた。
「ねぇ…仗助くん。もしかしてだけど…行方不明とか…？」
行方不明…？
心臓の鼓動が早くなる。
『いやいやいや、そんなことはねぇぜ、康一ィ。だってほら、吉良もいなくなったわけだろ？』
「うーん、そうだといいけど…」
窓の外のイチョウの木が風に揺られて木の葉を落とした…
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
デニムタイトスカート
ラッキージョジョキャラ
巫 紀乃
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
-ポン酢→(プロフ) - むりゅりさん» ありがとうございます！そう言っていただけると励みになります！これからもよろしくお願いします！！ (2018年3月30日 12時) (
レス) id: 21daf65d6d (このIDを非表示/違反報告)
むりゅり(プロフ) - おもろいです！がんばってください！ (2018年3月30日 11時) (レス) id: f54e43eb50 (このIDを非表示/違反報告)
-LOVEずっきゅん→(プロフ) - 、さん» あー！スミマセン！教えていただきありがとうございます！ (2018年3月4日 0時) (レス) id: 21daf65d6d (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい (2018年3月3日 21時) (レス) id: 75c2553cba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
