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ページ15

緑side


「本当によろしいんですね?」


「はい。A本人が希望したことなので。最後くらい好きにさせてやりたいんです。」


「分かりました。心臓が止まった時の延命治療も致しません」


「今までお世話になりました。」


かれこれ10年以上お世話になった担当医に深々と頭を下げた。


もうこの病院に来るのも最後になる。



Aの病室に入るとさっきまでとは違い周りにあった機械も体から伸びている管たちも全て無くなっていた。


今のAに付けられているのは僅かに曇る酸素マスクだけ。



「A?」


声をかけると目を開けた。


握った手は温かかった。


「よく頑張ったな?お疲れ様」


「お兄ちゃん、なんもしてあげれんくてごめんな?辛い、悲しい思いばっかりさせたな」


『そんなこと、ないよ、?いつも、げんきに、、してくれた、おにいちゃんが、いたから、、、がんばれた』


Aの目から涙が落ちる。


俺の頬も濡れていた。


『おにいちゃんが、おにいちゃんでよかった』


「俺もAが妹でほんまによかった。ありがとう。」


『ぱぱと、ままに、おにいちゃんのこと、いっぱい、、はなしとくね、?』


「おぅ、褒めといてな?」


『うん、笑 おにいちゃん』








『ありがとう』







Aの顔はとても穏やかだった。



Aの右手が冷たくなっても離すことはしなかった。




fin.

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あおりんご(プロフ) - ゆぴさん» ゆぴさん!!いつもコメントありがとうございます♡ご期待に応えられるよう頑張ります!"٩(ー̀ꇴー́) (7月25日 8時) (レス) id: 567e367e2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆぴ(プロフ) - 新作!!こちらも楽しみにしてます♡!! (7月24日 22時) (レス) @page1 id: a2dc47a3e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あおりんご | 作成日時:2023年7月24日 0時

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