赤 ページ1
熱×幼なじみの赤
赤side
家が隣りで同い年のAとは小さいときからずっと一緒にいる。
幼稚園、小、中、高。
全部が一緒で、高校生になった今も毎朝2人で登校する。
朝が弱いくせに準備の遅いAは俺が呼びに行かないと出てこない。
ほぼ同じ時間に押すインターホンの音で時間を確認してるんだとか。
いや、もう俺時計やん。
なんやかんや言いながら今日も続けているのはAといる時間を少しでも長くしたいから。
いつか幼なじみという関係を壊したい気持ちはあるけど変に失敗したくもないし、関係を壊したくない気持ちもある。
そして今日も幼なじみとしてインターホンを押した。
いつもなら『はーい』とか『ちょっと待って』とか何かしらの返事が返ってくるのに今日は返ってこなかった。
まだ寝とるとかないよな？
少し経ってガチャと開いたドアから出てきたのはマスクをして少し厚手の服を着たAだった。
『おはよ、、、』
いや、絶対体調悪いやん。
｢おはよ。熱あるん？｣
ここまでのフル装備ということは隠す気もないんだろうと思い聞いてみる。
『数字見たらしんどくなる気がして測ってないけど、だるいし頭痛いし寒い。』
｢それ、結構重症ちゃう？休むか？｣
『あかん、今日小テストあるやん、、？しかもレポートも提出、』
｢え、そのためだけ？｣
勉強＜スポーツの俺にはAの気持ちが全くわからん。
『だけって、結構大事なやつやで？あれだけはやらな...』
｢え〜、休んで欲しいねんけど...｣
『ん〜、お願い。無理しないから』
｢んー、まぁクラス同じやし。なんなら席前後やしな。じゃあ、俺が後ろから見ててあかんと思ったらそこまでやで？｣
『小テスト終わってなくても？』
｢もちろん。｣
『う〜、分かった...』
｢とりあえずさ、ゆっくりでええから学校行こか。｣
小テストは3時間目。
それまでどうか持ちますようにと祈りながら学校へ向かった。
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あおりんご(プロフ) - ゆぴさん» ゆぴさん！！いつもコメントありがとうございます♡ご期待に応えられるよう頑張ります！"٩(ｰ̀ꇴｰ́) (7月25日 8時) (
レス) id: 567e367e2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆぴ(プロフ) - 新作!!こちらも楽しみにしてます♡!! (7月24日 22時) (レス) @page1 id: a2dc47a3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおりんご | 作成日時：2023年7月24日 0時
