いただきものはウサギさん

17.デートのお誘い ページ17

YG「ジョングク？？あーあいつか。」




え、何で知ってんの。

ユンギにぐぅのことを教えた覚えはない。





『え、知ってんの？なんで？』



YG「何でってお前のとこに俺が電話かけたらそいつが出た。」



い、いつの間にそんなことが……………。




『へ………………へぇ。そうなんだ。』





YG「ってか弟みたいって姉弟じゃないのかよ。」






『うーん、まぁ血は繋がってないけど弟なんですー！貰ってくださいって言われたから引き取ったの。』





YG「え………………弟じゃなかったの………………。」





しばらくユンギは黙った。

口を開いたと思ったらとんでもないことを言ってきた。









YG「っ………………じ、じゃあ俺も貰ってよ。」







…………………へ？…………






YG「何だよ………………ジョングクは良いのに俺はダメなのかよ。」




え、ちょっと待って。なんかユンギさんキレてませんか？キレ気味じゃね？





『な、何言ってんのよ〜！そんな冗談よしてよー！！全くびっくりしちゃったじゃん。』






YG「別に冗談じゃないけど。」






『あ、あはははは』




YG「あーはいはい。もう良いよ。」




いや、良くないよ。せめて冗談だよってゆー一言をくれよ。


これじゃ本当に私に貰ってほしいみたいになってんじゃん。




YG「……………………じゃあ、貰ってくれなかった代わりに次の休みの日、俺とデートしろ」









『…………………はぃ？え、デート？？』




いつもなら「一緒に遊びに行こう」って言って誘ってくれるのに………………デ、デート？





ダメだ。頭が追い付かない。

ユンギをジッと見つめると







YG「何だよ。嫌なのかよ。」



ほんのりと顔を赤く染めて不貞腐れたように言った。







いつまでたっても口を開かない私にしびれをきらしたのか、


YG「あぁもう！約束だからな！！俺は先に行ってるから！！」





っと言って先に行ってしまった。











　




『ぐ、ぐぅに電話しなきゃ。』

いったん冷静になんなきゃ。

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