33話 ページ35
鈴「芹澤さん、出してください」
芹「え？あ、お、おう！」
今思い出したかのように返事をする芹澤さん
それを許さない環さんはドアを開けずにまたいで乗ってくる
ドアの意味…
3人で言い争いをしていたのが今度は鈴芽ちゃんと環さんの痴話ゲンカとなった
通りすぎる人たちは眉をひそめ、何かを囁きあっている
ヒートアップしてきて、そろそろケンカを止めた方が良いかなと思ったときに聞きたかった声が聞こえてきた
「うるさい」
前の3人が反射で後ろを向き、僕は横を見る
白い痩せ細った猫がそこにいた
「「―――猫が喋った?！」」
ハモる環さんと芹澤さんに僕たちは必死で喋るわけないじゃんと笑顔で言う
顔を見合わせた2人は自分で納得させるように頷いていた
鈴「そんなことより―――！芹澤さん、だったらここまで行ってください」
これ以上追求されないために鈴芽ちゃんがカーナビにどこかを入力した
入力した場所が思っていたより遠かったのか驚く芹澤さん
環「え、あんた、ここって……！」
環さんがそう言って初めてカーナビを覗く
そこは僕にとっても馴染みのある場所だった
『……ここが鈴芽ちゃんの地元？』
鈴「え？うん、そうだけど…どうかしたの？」
『この場所は､、僕の地元でもあるんだよ…』
それに驚く鈴芽ちゃんと環さん
僕も驚きだ…まさか九州で出来た友達が同じ場所で生まれ育ってるなんて考えもしなかった
鈴「なおさら都合が良いね。芹澤さん、お願い。行かなきゃ行けないんです」
『僕からもお願いします』
芹澤さんはしばらく僕たちを見つめたあと諦めたように息をはいた
こりゃあ、今日中には帰れねえなと一言溢した後車を発進させた
もなかさん―＊
コメントありがとうございます！嬉しい限りですm(__)mコメントをもらえるようになって思わず笑顔になる人間ですので気にしないでください
結末に意見を反映できるようにしたいと思います
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もなか - 入りきらなかったので続きです→わがままですみません...でも、作者様の創るストーリー大好きなので、作者様の創る結末ならなんでも楽しんで読みます!!長々とすみませんでした...汗 (2023年1月5日 11時) (
レス) @page34 id: 3fa804da04 (このIDを非表示/違反報告)
もなか - はじめまして!この作品自体は前から知っていたのですが、コメントしていいのかわからなくて...最近、見かけるようになったので私も!!と思いまして...草太さん落ちとか、夢主ちゃんが草太さんの代わりに要石になる結末が見てみたいです...!これからも応援します!! (2023年1月5日 11時) (レス) @page34 id: 3fa804da04 (このIDを非表示/違反報告)
美郁(プロフ) - めっちゃ主人公がどうなるか気になります！！凄い面白いです！！ (2023年1月4日 14時) (レス) id: f0d1cce09e (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 面白すぎです (2023年1月2日 23時) (レス) @page31 id: e2952ddb8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：推しのために今日も生きる | 作成日時：2022年12月8日 10時
