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翌日も1年生の私への態度は相変わらずだった。
成宮鳴、余計なことを言ってくれたな、まじで。

練習の準備をしていると、張本人の登場。


成「あっ!?」

『........おはよう。』

成「ぅえ!?お、おはよう、ございます...。」

『そんな怖がらなくても、私怒ってないよ。』

成「う、うそだ!!顔怖いもん!!!」

『元からこんな顔だよ。失礼な奴だな。』

成「ごめんなさいっ!!」


身体を90度に曲げて謝ってくる成宮。
こんなふうに謝れたのかこの子。


『もういいから、アップしておいで。』

成「はい!!」


生意気ではあるけど、素直っていえば素直なのか。


カ「おはざ〜っす。」
白「おはようございます。」

『おはよう。』


確か成宮が集めた選手、カルロスと白河だ。
キャラ濃いめなので覚えている。


カ「昨日鳴が先輩のこと話してました。」

白「目で殺されそうだったって言ってましたよ。」

『私は殺し屋か何かなの?』

カ「あいつ、坊やなんで。」

白「甘えたこと言ってたら、放っておいて下さい。」

『あ....そう。分かった。』


それだけ言うと、カルロスと白河はアップしに行った。
成宮のあの性格上、仲のいい子たちは扱い方が分かってるようだ。


カ「別に如月先輩、そんな怖くねぇよな。」

白「あいつが大袈裟に言ってるだけだろ。
そもそも悪いのは成宮だし。」




長い一日練習を終え、後片付けに入る。

二人しかマネージャーがいないので、せっせとやること
やっていると、一人の男の子が話しかけてきた。


福「あの、僕手伝います。」

『ん?いいよいいよ、慣れない練習で疲れてるでしょ。
大体のことはしてもらってるし、大丈夫だよ。』

福「いえ、やらせてください!」


なんていい子なんだこの子。


『じゃあ...こっちお願いできる?えっと、ごめん、
名前聞いてもいいかな、まだ全員顔と名前覚えれてなくて...』

福「こっちですね、了解です。僕は福井健斗です。」

『福井くんね、ありがとう。』

福「そんな全然、お礼言われることじゃないです。
聞きました、今後はマネージャー取らないってこと。
だから選手の僕たちがしっかりやっていかないとですよね。」


なんていい子なんだこの子。(2回目)
福井くんと片づけをしていると、後ろから
ダダダダダダっという足音が近づいてくる。


成「お、俺もやる!!」


すちゃっと私の横へ来た成宮が、福井くんと同じように
片づけを手伝ってくれる。



ど、どういう風の吹き回し...??

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作者名:mari | 作成日時:2022年8月12日 12時

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