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バレンタイン6 ページ25

可愛くラッピングされたチョコレートを持ったまま
固まっている私。


こ、これは........。
私の弟が、モテている......。
いや、モテるのは当然だ。
あんな野球が上手くていい子で可愛い弟がモテないわけがない。
だがしかし!!!!!



一人で悶々としていると、一也がお風呂からあがってきた。



一也「あ!ねえちゃん何勝手に見てんだよ!」

『ちょっと一也!姉ちゃん聞いてないけど!?』

一也「別に言う必要ないじゃん。」

『なんでよ、教えてくれたっていいじゃん!
ま、まさか一也その歳で彼女なんていないよね!?』

一也「いないよ、でも告白はされてる。」

『ひぃ...!』

一也「なんの悲鳴???」

『まってまってまって、姉ちゃんまだ心の準備できてないから。
一也に彼女とかほんっとにまだ無理だからね!!?』

一也「大丈夫だよ、好きな子とかいないし。
野球してるほうがよっぽど楽しいもん。
それにまだ俺、小学生だよ。」

『うあああぁぁぁぁ。』

一也「ちょっと、俺の話し聞いてる?」

父「(本当に、仲のいい二人だなぁ....。)」





<Aに彼氏ができて、やきもちを焼いてしまった一也だが
弟が女の子にチョコレートをもらっているだけで大騒ぎの姉を
見ていると、自分のやきもちなんて大したことないなと
思ってしまう、一也であった。>





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バレンタイン編、しっかりやりたいと思っていましたが、予想以上に長くなってしまいました。弟に初彼女ができたとき、お姉ちゃんはどうなってしまうのでしょう(笑)
この時のお話は書く予定はないので、みなさんのご想像にお任せします。

江戸川シニア1→←バレンタイン5



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作者名:mari | 作成日時:2022年7月26日 0時

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