AVNTIS (ページ31)

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エイジside

俺的にやられっぱなしは気に食わない。
今日はAにドキドキさせられっぱなしだ。

「A。」

貴「んー？」

さっきの俺と同じような返事をするA。

「今日、メイクしてもらってから言いそびれてたけど、めっちゃ似合ってる。可愛いよ」

貴「っ、もう！」

タコみたいに真っ赤になったAは、パーカーに全部入れた手でパタパタと俺はの背中を叩いてくる。

ああ、好きだな。もうこの気持ちからは逃げらんないな。

「A、好きだよ。」

感情任せにそう言うと。

貴「私も好きだよ？」

こいつは天然か。

「俺の好きは、恋愛感情で。だけど？」

言ってしまったものは仕方ない。俺は横目でAを見る。

貴「え、と。えいちゃん。私も好き、かも。」

「なんだよ"かも"って。w」

貴「好き。えいちゃんが好き。」

「俺も。付き合ってくれる？」

貴「アバンティーズのリスナーさんはいいの？私が彼女になってもいいの？」

「いいよ、リスナーさんはもちろん大事。だけど、今、1番大切にしたいのはAだよ。」

貴「じゃあ、お願いします。」

「ん。」