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玄関の鍵を開けると、少しだけ息が上がった櫻井が・・・いた。
「え、なんで、湿布がないってわかったの？」
「お前のことだろうから、どうせ、ないだろうなと思った」
「ありがと、買いに行こうと思って着替えた。あ、湿布のお金」
「んなもん、いいって。ほれ」
そう言いながら、私に湿布の入ったドラッグストアの袋を差し出した櫻井の額にはうっすらと汗が見えた。
櫻井のせいじゃないのに、家とは反対方向の私の家まで送ってくれて、さらに、湿布まで買って来てくれる同期がいる？？
ここまでしてくれて、このまま帰してしまうのが、本当に申し訳なく思った。
「櫻井・・・時間、ある？」
「この後の予定はない」
「あの・・・さ」
それでも、同期とは言え、男の人をこんな時間に部屋にあげるのも、尻軽な女とでも思われそうで、言い淀んだ私に
「・・・何？」
って櫻井は怪訝そうな表情を見せた。
「あの・・・よかったら、コーヒーでも飲む？」
私の言葉に、櫻井は、ほんの一瞬、慌てた素振りを見せたけど、
「Aがそこまで言うなら、コーヒーをいただこうじゃないか！」
って笑った。
「どうぞ？あんまり綺麗じゃないけど」
「・・・お邪魔しまーす」
なぜか、ちょっと小声でそう言って、玄関に入ると革靴を脱いだ。
私の部屋に入って、きょろきょろとあたりを見渡す櫻井。
「そんなに見ても、何もないし。散らかってるから見ないで！」
って言うと
「なんで、すげぇ綺麗だけど？散らかってるっていうのは、俺ん家のことを言う」
「何、櫻井の部屋、散らかってるの？」
「必要なものがすぐ取れるようにしてあるだけ」
「・・・なるほどね、あ、適当に座ってて？」
そう言って私はキッチンに向かって、櫻井はジャケットを脱ぐと、小さなテーブルの前に胡坐をかいて座った。
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でいじぃ(プロフ) - 郁花さん» 翔さん、どうしちゃったんでしょうね？動揺したまま、新章へどうぞ♪ (2016年10月12日 10時) (
レス) id: 91388abb82 (このIDを非表示/違反報告)
でいじぃ(プロフ) - 彩夏さん» 3104人まで届かなかったですね、残念。お知らせありがとうございます♪ (2016年10月12日 10時) (レス) id: 91388abb82 (このIDを非表示/違反報告)
郁花(プロフ) - いつも楽しみにしています。翔さんどうしたのーー！？読んでる私が動揺してます。今後も楽しみにしています。 (2016年10月8日 20時) (レス) id: 1a248a8bec (このIDを非表示/違反報告)
彩夏(プロフ) - とっても面白くて、いつも読ませていただいてます。コメントしたのは今すごいものを見てしまったからです！！お気に入り登録の数が3014人。3104→サトシ→智！！すごい！！！ (2016年10月8日 19時) (レス) id: 34e89b68bd (このIDを非表示/違反報告)
でいじぃ(プロフ) - 美麗さん» コメントありがとうございます。相葉くんの告白！そして、櫻井の態度の急変！お話は佳境です。続きもおつきあいください。 (2016年10月8日 17時) (レス) id: 91388abb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でいじぃ
| 作成日時：2016年9月8日 22時
