検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:22,603 hit

27 ページ27

ふと目が覚めた

目を開けると見たことのない真っ白な天井に、質素な電球が取り付けられている

そのままぼーっとしていると屋上から飛び降りたときの光景を思い出した

zm「!!」

驚いて体を上げようとしたが、痛みに遮られた

ゆっくりと腕を見たら訳のわからないチューブが数本刺さっていて、自分の今の状態にやっと気づけた

zm「...俺、死んでないんか...?」

そう、俺は確かに死ぬつもりで屋上から飛び降りた
走馬灯らしきものも見たし...

そこで俺はその走馬灯の中にAそっくり...いや、Aが出てきたことを思い出した

zm「誰かおらんのか...!?」

俺がいるのは個室で他に誰の気配もしない
仕方なくナースコールを押して看護師と医者を呼んだ

「大変危険な状態でした。奇跡としか言いようがありません」

皆ほっとしているのか、顔が穏やかだった

zm「俺の持ち物は...」

「ああ、その机の中にしまってありますよ。取りましょうか?」

zm「スマホをお願いします」

スマホを渡されると同時に医者と看護師は検査を終えたのか、部屋から出ていった

俺は急いでコネシマに連絡をとった

kn「もしもし?ゾムか!?」

zm「ああ、今起きた。それで...」

kn「ちょっとまってな、すぐ飛ばして行くわ!!!」

キンキン声でそう叫ぶものだから頭が痛い

コネシマは30分程度で俺のところにやってきた

kn「いやぁ、飛び降りたときは心配したんやで?これは死ぬやろなぁって思ったしな」

zm「...Aはどこや?」

kn「お前が生きていることで、あいつがどうなったかはわかるんやない?」

zm「じゃあ悪魔に...そうか...」

言葉が出てこなかった
あいつを2度も辛い目にあわせてしまうなんて...

kn「思い出したんやろ?その調子だと」

zm「何をや?」

kn「昔のAのこと」

zm「は?なんで知ってるん?」

kn「あれはちょっと特殊なやつやったから結構色んなやつが知っとるで。そんではい」

コネシマは白い封筒を渡してきた
宛名は俺

zm「これって...」

Kn「じゃあ俺売店行ってくるわ」

コネシマはそそくさと出ていってしまった

俺は封筒とにらめっこを続けていたが、ようやく封を切ることにした

28.手紙→←26_



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
79人がお気に入り
設定タグ:wrwrd! , wrwrd , zm   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

パリピなマヨネーズ - すごく感動しました!もう夜の2時なのに夢中になって読んでしまう程の素晴らしい作品でした!もう最高ッスネ!!! (2021年12月22日 0時) (レス) @page36 id: 6d5d1dfe5d (このIDを非表示/違反報告)
関節痛いもげそう(プロフ) - ミキさん» 同じ悩み…!私もギャグ系書きたいのに段々シリアスになるんです! のんびりでいいので更新頑張ってください!! (2019年8月16日 16時) (レス) id: 8614aece4b (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - 関節痛いもげそうさん» 本当ですか!?ありがとうございます!!実はもっとギャグとかをいれようとしたんですが、私にはできなかったんです(笑)亀更新ですが、これからもよろしくお願いします! (2019年8月14日 17時) (レス) id: 051979f450 (このIDを非表示/違反報告)
関節痛いもげそう(プロフ) - 泣きました。 最初はテンションが高く面白そうな話だなと思っていたのですが、まさかの展開続きで…こんなに素晴らしい作品をありがとございます!! (2019年8月14日 11時) (レス) id: 8614aece4b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミキ | 作成日時:2019年5月27日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。