第62話 恋パワー ページ22
「ここは動詞、最初は名詞を使えば簡単に書けるよ。」
「えーっとこうして…っと、出来た!」
蝉の鳴く昼下がり、私とジェミマは日陰で宿題を解いていた。
「よし、英語終わった!」
「私も!次は数学ね。」
「えー!?ちょっと休もうよ!」
「駄目駄目!後半焦らないように今頑張るの!」
「あら、何してるの?」
後ろから綺麗な声がして振り返ると…
「ボンバルさん!」
「あらA、久しぶりね!」
「……。(むっ)」
「今宿題してたの。ちょうど英語が終わったところ!」
「宿題!懐かしいわ〜私も貴方達と同じ歳の時、人間になって高校行ってたのよ。タガーは行ってなかったけど…」
「タガーサボりそうだしね〜」
「A、タガーにバレたら怒られるわよ〜(笑)」
「大丈夫ですよ。さて、宿題再開するか!」
「2人とも頑張ってね!」
そう言うとボンバルさんは行ってしまった。
「さて数学やるか?…あれ、ジェミマどうしたの?」
「いや…ただボンバルはいいなって…」
いつもは明るいのに今はジェミマのテンションが低い。どうしたんだろう。
「だってボンバルは綺麗だしスタイル良いし、色っぽくて…あたしと全然違うもん。」
「えー?ジェミマ可愛いし明るくて良い子だと思うよ。」
「この前ギルにうるさいって言われた…」
「ギルさん…(汗)私が叱っとく。」
「ボンバルは昔ランパスと付き合ってたのに何で別れちゃったのかな…」
私は思いっきり聞いてしまった。
「…それってどっちから告白したか知ってる?」
ジェミマは小さく頷く。
「ボンバルから。自分から告白しといて何でふったのよ!許せない!」
「まあまあ。何か理由があったんじゃない?ほら、仕事が忙しくて中々一緒にいられない…とか。」
「終えてからイチャイチャできるでしょ。」
「ちょっと!でも多分浮気とかじゃないよ。ランパスはそんな男性じゃないと思う。」
「ランパスが浮気するわけないでしょ!?」
耳元で叫ばれたので、鼓膜が心配になった。
「…でも今はその2匹付き合ってないんでしょ?だったらゲットできるチャンスじゃん!」
「…でもランパスがボンバルのこと好きだったたら…」
「何落ち込んでるの!ジェミマらしくないよ!それならボンバルさんに負けないくらい自分磨けばいいじゃない!」
「…そっか、そうだよね!よし、あたし、ランパスに気持ち分かってもらえるよう頑張る!」
「そうそう!でもその前に宿題!」
「えー!?」
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なおぴょん(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 私も毎日聴いてますよ~♪ 札幌公演見に行きますか? (2014年10月10日 22時) (レス) id: 4de1711d69 (このIDを非表示/違反報告)
**ぐるぷん**(プロフ) - なおぴょんさん» 私も毎日聴いてます!私は福島です!( ̄^ ̄)ゞ (2014年10月10日 22時) (レス) id: d02575319c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 四季のアラジンオーディション、団員以外にもキャスト募集するので一和さんが出る可能性なある気がします。退団後も四季作品に契約で出ている方いますし…札幌開幕は来年の1月なので最低でも一年はやると思いますよ! (2014年10月6日 23時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
なおぴょん(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 私もCATSのCD持ってます!いいですよね〜(*^^*)ぐるぷんさんは、札幌に住んでいるんですか? (2014年10月6日 22時) (レス) id: 4de1711d69 (このIDを非表示/違反報告)
**ぐるぷん**(プロフ) - なおぴょんさん» キャッツ千秋楽迎えましたね!キャッツのCD聴くたびにキャッツ観たいな〜ってなります(T ^ T)受験終わるまで札幌でやってるかが不安で不安で(°_°) (2014年10月6日 22時) (レス) id: d02575319c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねねこ | 作成日時:2014年7月8日 20時