第58話 水遊び ページ17
翌日、私はあるものを抱えてゴミ捨て場に向かった。
中に入るとバブとマンカスが待っていた。
「お姉ちゃん、早く泳ぎたい!」
「ちょっと待ってて。」
私はあるものを広げ、口から空気を入れる。
少しずつそれは膨らみ、大きくなる。
「ぷはぁ!マンカス変わって!」
「ああ。」
マンカスが私に変わってそれに空気を入れる。
さすが男性、どんどん空気が入っていく。
「ありがと!近くに蛇口ある?」
「こっちにあるぞ。」
近くに捨ててあったホースを蛇口に差し込み、水をそれに入れていく。
「わぁ…!」
私が水を止めて、小さなプールが完成した。
「さ、バブ入りな。」
「うん!」
バブは恐る恐るプールに入り、少し身震いしてからはしゃぎだした。
「わぁ!これが水遊びなんだね!」
バブは水をバシャバシャとたてて楽しそうだ。
子供の笑顔ってほんと癒されるな…。
「お姉ちゃんも泳ごうよ!」
「わかった、着替えてくるから待ってて!」
私は隠れて水着に着替えた。
でもやはり恥ずかしい!私スタイル良くないし…。
水着の上に予備のTシャツを着てプールの方に向かう。
「お姉ちゃん早く!」
私もバブと一緒にプールに入る。
冷たい水が身体中になじんでいく。
「何してるの〜?あ、プールだ!」
「楽しそうだな。」
コリコとギルさんが来てプールに入る。
「冷たっ!」
「気持ちいい〜!」
「あら、楽しそうね!」
「プール?Aが作ったの?」
ヴィクとタントもやって来た。
「それっ、A!」
呼ばれて振り返るとばしゃっと水をかけられた。
「…タガー!」
「はは!びしょ濡れだな!」
「バブにもやってー!」
タガーがホースを持ってこちらに水をかけてきた。
「きゃあ!」
「わっ!」
見てるだけのマンカス、ヴィク、タントにも水がかけられる。
「タガー私にもやらせてよ!」
「やなこった!」
タガーは私の顔面に水をかける。
「ぶはっ!ひどい!」
「ははは!…あれ?」
気づけばタガーの手にホースはなく、
「A」
振り返るとびしゃっと水をかけられた。
「ひゃっ!」
「はは!びしょ濡れだな。」
ホースを奪ったマンカスが白い歯を見せて笑った。
「わっ、水遊び?」
「あっ、ミスト!」
ミストが微笑むと指を鳴らして水滴をだし、ばっとこちらへかけてきた。
「ははは!」
「やったなミスト!」
「わっ、かけないでよ!」
ここにいる皆が、笑顔だった。
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なおぴょん(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 私も毎日聴いてますよ~♪ 札幌公演見に行きますか? (2014年10月10日 22時) (レス) id: 4de1711d69 (このIDを非表示/違反報告)
**ぐるぷん**(プロフ) - なおぴょんさん» 私も毎日聴いてます!私は福島です!( ̄^ ̄)ゞ (2014年10月10日 22時) (レス) id: d02575319c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 四季のアラジンオーディション、団員以外にもキャスト募集するので一和さんが出る可能性なある気がします。退団後も四季作品に契約で出ている方いますし…札幌開幕は来年の1月なので最低でも一年はやると思いますよ! (2014年10月6日 23時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
なおぴょん(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 私もCATSのCD持ってます!いいですよね〜(*^^*)ぐるぷんさんは、札幌に住んでいるんですか? (2014年10月6日 22時) (レス) id: 4de1711d69 (このIDを非表示/違反報告)
**ぐるぷん**(プロフ) - なおぴょんさん» キャッツ千秋楽迎えましたね!キャッツのCD聴くたびにキャッツ観たいな〜ってなります(T ^ T)受験終わるまで札幌でやってるかが不安で不安で(°_°) (2014年10月6日 22時) (レス) id: d02575319c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねねこ | 作成日時:2014年7月8日 20時