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第19話 天邪鬼さんの嫉妬 ページ23

「ミストおはよう!学校行こー!」

「スキンブル仕事頑張ってね!」

「コリコまたイタズラしたのー?」

「マンカス今日こんなことがあったの!」


他の雄には優しく振る舞ってるのに。

なぜ俺だけには冷たいんだ…?


「よーAじゃねーか!」
「あ、タガーこんにちは。」
「なんだー?俺に会いに来たのか?」
「いや、ミストに用があって…。」
「お前らってやけに仲良いよな〜ミストのこと好きなのか〜?」

こうやってからかっても、

「そりゃあ友達だし、クラスも一緒だからいろいろお世話になってるよ。」

こうやってあっさり返される。
くそ、この鈍感娘が。

「あっ、Aこっちこっち!」
「あっ!ミスト!それじゃあ!」

それにしても俺と話している時は涼しい顔してんのにミストの前ではやけにニコニコしてんな…。

2人のおしゃべりを見ていると悔しくなったのでその場を離れることにした。


3日後

「よーA!なんだー俺に用か?」
「あ、いや、マンカスいる?」

チッ、なんであいつなんだよ。

「あ、Aお姉ちゃんだーー!」
「お、Aどうしたんだ?」
「これ、親戚に頂いたんだけど1人じゃ食べきれなくて…。よかったらみんなで食べて。」
「わーい!お姉ちゃんありがとう!」
「助かるよA。ありがとう。」

ほら、あのニコニコ笑顔。

俺には向けてくれない。


ある夜

「くそー!なんでだよ畜生‼︎」
「タガーうるさい。みんな起きるだろ。また何かあったのか?」

そう言うとマンカスは俺のもとへ来て、隣でそっと胡坐をかく。

「最近Aが冷たいんだよ。他の雄には優しいのによ。」
「お、それは嫉妬か?」

そう言うと隣の「ライバル」はニヤッと笑う。

くそ、こんな意地悪な顔は俺にしか見せない!

「他の雌は俺に寄ってくるのによ〜1番来てほしい女が来ねえのは辛いよ。」
「まぁ、お前は天邪鬼で捻くれてるから、好かれてなくてもおかしくない。」
「何だよあいつ、俺が胸揉んだこと、まだ根に持ってんのかよ。」
「お前その話やめろ!」
「でも俺事実言っただけだぜ!お前も触ってみたらわかる。」
「ドヤ顔で言うなこの変態野郎!」

隣を見ると真っ赤な顔をするリーダーがいた。


このままだと先越されちまう。

やっぱ俺、嫉妬してんだな。





俺ももう少し素直になるべきなのか?


でも「天邪鬼」でなくなったらそれは俺じゃない。




それでAにどう接しろと言うんだ?

第20話 天邪鬼との接し方→←第18話 朝の出来事



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伊達 光秀 - マンカスとタガーに好意を持たれているなんて...夢主ちゃんが心底羨ましい← (2018年12月17日 22時) (レス) id: 9cccb0eb3e (このIDを非表示/違反報告)
マリお - マンカス大っすきなんでうれしいです^^こうしてキャッツの夢小説に出会えるとはおもってなかったです。 (2014年11月8日 23時) (レス) id: 483dce1d76 (このIDを非表示/違反報告)
かななん(プロフ) - ねねこさん» 有難うございます☆こちらこそ、よろしくお願いします♪ (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - かななんさん» いえいえ!レスってところを押すと送りたい人のところに楽々送れますよ(o^^o)私は神奈川(静岡に近い方です)に住む高1です!これからも小説宜しくお願いします(*^_^*) (2014年8月1日 13時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
かななん - ねねこさん、返信遅くなってすみません汗 (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねねこ | 作成日時:2014年5月11日 2時

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