13話 ページ16
貴方side
…は?
飛び降りる…?
死のうとしてるの…?
「昨日の放課後、野球の練習で無茶しすぎて腕骨折しちまったらしくて…」
ダッ
「ツナ!?」
「俺たちもいこう!」
屋上にて__
貴『…山本君』
山「ツナ…止めに来たなら無駄だぜ。野球の神さんに見捨てられたオレにはなーんも残ってないんでね。」
貴『本当に、そうなんですか?』
山「お前みたいな優等生にはオレの気持ちなんてわかんねーんだよ!」
貴『…はい、わかりません。でも、そこから落ちてしまえばもう、すべてが終わってしまうということはわかります…腕が治ってまた野球ができる未来も、僕と山本君が友達として遊ぶ未来も、その他にも楽しいこと、悲しいこと、いろんな経験を積むことたくさんのことができなくなってしまうんです。僕は…山本君ともっと一緒に過ごしたいっ!!』
死んでしまったら…全部が終わっちゃうんだよ…
そんなのやだよ
貴『僕のわがままになってしまいますけど、僕は、山本君がもっと生きて、また山本君が野球をするところを…見たいです。』ニコッ
山「ツナ…」
貴『そこは危ないですよ。こちらに戻ってきてください…』
そういって手を伸ばす
山「…わかった…」
そういって山本君が手を伸ばした瞬間
バキッ
もともと錆びていたフェンスが崩れ、山本君が
落ちた
貴『!!』
そして私も飛び降りる
みんなの叫び声が聞こえるが、構っていられない
空中で山本君をキャッチして
真剣を構える
もちろん山本君に当たらないように
少しでも衝撃を吸収しよう
ヒュウウ
氷の呼吸 玖ノ型 流氷氷壁
ドォン
ストッ
貴『大丈夫でしたか?山本君』
山「あぁ、ツナ!お前すげえな」
貴『?なにがです?』
山「オレ、どうかしてた…お前の言う通り、死んだらもう、全部できなくなるんだよな…オレ、これからも野球続けるな!また野球見せてやるから待っててくれよな!」
あぁ、よかった…
貴『はい、楽しみにしていますね…本当にあんなことはもうしないでください。』
今世で誰かを失うなんて…ごめんだ
山「あぁ、もうしねぇ、バカが塞ぎ混むとロクなことねーってな」ハハッ
ホッ
貴『野球、無理しない程度で頑張ってくださいね』ニコッ
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ののな - こんちには!ののなです!めっちゃ不定期でごめんなさい!!できる限り更新していきますのでどうぞよろしくお願いいたします! (2021年7月5日 21時) (レス) id: 607cf7adf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ののな | 作成日時:2021年4月25日 14時