★58★ ページ17
みんなが拍手をする中、
私は両手をきゅっと結び
和の結果を祈っていた。
一つめのターゲットは、
プラスワンゲストの方が
倒しきれなかった缶の残りを
松本さんが全て倒し、
和は出番がなかった。
とりあえずパーフェクトが出たので
少し安心。
続いてのターゲット、
一番手はひとつも缶を倒せず、
松本さんはほとんどの缶を倒したが
一本だけ残った。
早速現れた和の見せ場。
「一本だけ残りました！
二宮くん、また実力を見せられるか!?」
天の声さん、
そんなプレッシャーかけないで…
なんてことも思ってしまう。
しっかりとターゲットを捉えたあと
和は慎重にボールを蹴った。
いけっ！
そう願うと
ボールは綺麗に缶へと飛んでいき、
パーフェクトとなった。
会場中から拍手が沸き起こる。
和は小さくガッツポーズをした。
でも、もう次のターゲットに
目を向けている。
三番目のターゲットでは
全員がほぼ同じ本数ずつ倒し、
再びパーフェクトとなった。
「今日の二宮くんは
ほんとにノリに乗ってます！
このまま全てパーフェクトを出し、
サヨナラ勝ちできるか!?」
もう私は
和に釘付けだった。
真剣な目でターゲットを見つめ
ボールを蹴るその姿が
ほんとにかっこよかった。
芸能人だからとか
アイドルだからとか
そんなんじゃなくて、
ただただ素直にかっこいいと思った。
そして四番目では
プラスワンゲストの方が
ほとんどの缶を倒した。
残ったのは一本のみ。
続く松本さんの蹴ったボールは
少し右を通り過ぎていった。
最後の和。
和もちゃんと狙って蹴ったが、
缶のちょうど上を飛んでいき
パーフェクトはとれなかった。
私の予想的には、
ゲストチームとはかなり点差があったので
次にくる最後のターゲットも
パーフェクトを取らなければ
たぶん負けてしまう。
和はきっと
私のために勝とうと決めている。
そんな和を
私も心から応援していた。
何度も何度も
がんばれって小さく囁いた。
「がんばれ、和」
私はもう一度、
そう呟いた。
すると和が振り向いた。
私のその声に答えるように
微笑みながら頷く和。
きっと大丈夫。
すると、最後のターゲットが現れた。
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愛美(プロフ) - もえさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(*^^*)リクエスト承りました!!part3の方で書かせていただきますね(｀・ω・) (2014年10月25日 22時) (
レス) id: eadebd35f8 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - こういう甘いお話大好きです!ハロウィンとかでにのちゃんが彼女に仮装とかさせて、いちゃいちゃしてるのとか読みたいです！(笑)これからも頑張ってください！！ (2014年10月24日 22時) (レス) id: 0765a5ce20 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - ラブラブしててむっちゃいいです〜、こういうお話求めてます笑 (2014年9月27日 23時) (レス) id: c1bed65dae (このIDを非表示/違反報告)
七海 - めっちゃキュンキュンします\(//∇//)\やばいですね。心臓壊れますね笑！！こうゆうのが読みたかったんですよ〜っっ！！ (2014年7月14日 22時) (レス) id: 280270f3b5 (このIDを非表示/違反報告)
のにぃ - はじめまして。ニノ中心の面白い作品が見れて嬉しいです！ニノの言葉1つ1つなどがニノそのもので作品の世界に入りこんじゃいます（＾＿＾）続きも楽しみにしています！ (2014年5月29日 0時) (レス) id: 248f85b7ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛美 | 作成日時：2014年4月11日 16時
