虹の代理戦争2日目 ページ8
オレは夢を見ていた
コールタールのように沈んでいる意識に、様々な声が聞こえる
【資格を持つものよ】【答えよ】【望みを問え】【お前は我らの主】【応えるのだ】
資格…？
主…？
何の、ことだ……？
【責任を果たせ】【お前は我らの主なのだから】【求めよ】
知ら…ない……
知るわけがない
責任？主？
そもそもお前らは誰なんだ？
疑問符が頭の中を埋め尽くした時
「――か、はるか！」
「――ッハ！」
呼ばれて目覚めた
「え、ああ炎真か……」
顔を上げると、心配そうな表情の炎真がオレの顔を覗き込んでいた
「魘されてた。なにか、あった？」
こうゆう時炎真って鋭いよな
「いや？ちっと悪夢っぽいの見ただけ」
「…そう？」
(でも、顔が少し青白い…)
駄目だなぁ
炎真に心配かけちまうなんて
「炎真こそ大丈夫なのか？昨日ヴァリアーとやりあったろ」
「うん…らうじとしとぴっちゃんとジュリーがやられちゃった」
あ、やっぱあの3人なんだ
そんな感じで他愛ない話をしてると一時限目のチャイムが鳴った
「あ、じゃあまたね」
「昨日みたいに寝るなよ〜」
「遥こそね」
去っていく炎真をオレは無言で見つめた
話してしまいそうになるけど、これ以上巻き込みたくない
それに話したところでどうにかなる問題とも思えない
昨日、過去に跳んで
バミューダ君達の計画が絶対に成功しないとわかってしまった
イヤだってさ、最古の人間とか生粋の地球人とか…
まず土俵が違いすぎるし
何だよその最強設定
しかも炎の発炎量がオレらの数千倍はフツーにあるって……
無理無理どう考えても勝てっこねぇっつの
となるとどう落としどころつけるかなんだよな〜〜！！
バミューダ君たちに話しても絶対納得しないし、そもそも何で知ってるんだ！？て言われかねないし
時の力は誰にも言う気はないからね
ぐだぐだと悩んでいると、廊下の方から愉快な音が聞こえてきた
「いで！！」
ガシャ―――ン！！
てか絶対に選択ミスだろ
「おーいて…初日からきまらねーぜ」
「えっ！」
「なっ」
「おっ」
「！」
それにしてもクローム大丈夫かな〜
昨日くらいからオレの幻覚も拒んできてる…
「チャオ！じゃねーな、英語はハローか」
顔色悪くなってたから今日は家に寝かせてきたけど
(遥…なにを悩んでるの…？)
悩んでいる遥を、炎真が心配そうに見つめていた
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アオイ(プロフ) - 脳花さん» 久しぶりにこっちの小説にコメ来たと思ったらいきなり嬉しいお言葉！ありがとうございます♪ (2014年3月2日 20時) (
レス) id: 75557f8640 (このIDを非表示/違反報告)
脳花 - なんだ、作者さんは神でしたか (2014年2月23日 17時) (レス) id: 5ba61e44fe (このIDを非表示/違反報告)
黒猫月(プロフ) - アオイさん» はーいwてか、うん、この小説について友達と熱く語ってたよ←ぇ …ケフンケフン…その文才能力どこで身につけたァァァァアアア！神だろこんにゃろォォオオォォオ！← (2013年6月6日 22時) (レス) id: 8e106e6ca1 (このIDを非表示/違反報告)
時雨飛翼 - まじ神だwww (2013年6月6日 20時) (レス) id: 9d9a205d46 (このIDを非表示/違反報告)
るんたん(プロフ) - この小説とアオイさんを嫌いな人がいたら天然記念物ですよｂ (2013年6月6日 20時) (レス) id: 9f58cfe171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2013年5月25日 8時
