しばらくして ページ26
僕は遥を解放した
「ぷはっ！ゼーゼー…」
真っ赤になって僕の足元にへたり込む遥
「い、いき…！なにすんらよ！！？」
「別に。咬み殺しただけだよ」
遥の問いに素っ気なく答える
でも、本当はかなり満足してる
「なっ…！なっ…！」
だって遥は今僕のことだけ見てるからね
ゴゴゴゴゴゴゴ…
その時、殺気がボス猿から放たれた
「やるのかい？」
相手になってあげるよ
「ドカスが…かっ消す！！！」
「ボスさん待てぇ！！」
ボス猿に向かって草食動物がたくさん群がって行った
「ボォス！それは駄目！！！」
「放せカスども！！」
「今ここで戦ったらマーモンちゃんの呪いが解けなくなっちゃうわぁ！！」
「う゛おおい跳ね馬ぁ！！早く雲雀をつまみ出せぇ！！」
つまらないな
「お、おい早乙女大丈夫か…？」
「とは思えませんね…」
(雲雀恭弥は彼女のことが好きだったのですか…だとしてもいきなりこれでは……)
遥に視線を戻すと、まだ真っ赤になって蹲っていた
そこに
ピルルル…！
「え…あ…？」
遥の携帯がまた鳴った
「も、しもし…？」
極力僕の方を見ようとしない遥
でもその仕草でますます確信する
遥の中で僕の位置が変わったことに
けれど
「！！それは…うん、うん、ありがと知らせてくれて」
遥の顔色が一瞬で変わった
そして何事もなかったのようにすっくと立ち上がった
そのまま駆け出そうとする遥の腕を掴む
「雲雀！？」
「どこに行く気？」
驚いたように僕の方を見る遥
でも、僕の質問には答えてない
「放せよ！急用ができたんだ！！」
「……」
焦ったように、怒ってるように言うけれど
「……放さない」
「は！？」
「おい、恭弥…？」
また、元に戻ってる
遥の目は僕を見てない
「……いい加減にしろよ、オレは急いでるんだ！！」
バキィ！
「！！」
手加減なしで殴られたこめかみが激痛を訴える
その激痛で力を緩めてしまった瞬間、遥は消えていた
「…………」
「あ―…なんだ、いきなりはまずかったんじゃｎドカ！！イテェ！！」
「おやおや」
(それにしても彼女が攻撃した瞬間、嵐の炎があったように見えましたが……？)
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アオイ(プロフ) - 脳花さん» 久しぶりにこっちの小説にコメ来たと思ったらいきなり嬉しいお言葉！ありがとうございます♪ (2014年3月2日 20時) (
レス) id: 75557f8640 (このIDを非表示/違反報告)
脳花 - なんだ、作者さんは神でしたか (2014年2月23日 17時) (レス) id: 5ba61e44fe (このIDを非表示/違反報告)
黒猫月(プロフ) - アオイさん» はーいwてか、うん、この小説について友達と熱く語ってたよ←ぇ …ケフンケフン…その文才能力どこで身につけたァァァァアアア！神だろこんにゃろォォオオォォオ！← (2013年6月6日 22時) (レス) id: 8e106e6ca1 (このIDを非表示/違反報告)
時雨飛翼 - まじ神だwww (2013年6月6日 20時) (レス) id: 9d9a205d46 (このIDを非表示/違反報告)
るんたん(プロフ) - この小説とアオイさんを嫌いな人がいたら天然記念物ですよｂ (2013年6月6日 20時) (レス) id: 9f58cfe171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenusi202/
作成日時：2013年5月25日 8時
