〇戸惑う ページ21
やっと1番ドッグに戻ってきた。
そして、お姫様抱っこからも開放された。
カクさんは「ちと荷物を取ってくるわい」と放心状態の私に言うと居なくなった。
地面尊い。
あー、地面。
君はなんて安定しているんだ。
地面に体育座りをして頭を伏せていたら革靴の音と共に「ンマー」なんて声がした。
「大丈夫か」
顔を上げて、声の持ち主を見上げるとそこには
『アイス…バーグさん…』
「ん？見かけない奴だな」
その青紫なのか分からないがその朝焼けの空をバックに私は市長だ、なんて心から思ったのは気のせい。
『…』
市長…
貴方は住民の顔を覚えているのですか…
いや、そもそも
ここに来たの今日の夜中ですし…
「それはカクのつなぎか？」
アイスバーグはAの見下ろしながら、問いかける。
『はい、そうです。……色々あってお借りしてます』
「ンマー、やっぱりそうか」
顎に手を添えて、目を閉じたアイスバーグ。
『…』
何が…
「その色々ってのはカリファが言ってた水に落ちたって話か？」
『？！』
ふぁｯ？！
何故、貴方がｯて前にどうしてカリファさんが知っているんだ？！
「ははは！ンマー、話の通りわかりやすい奴だな」
手を差し伸べられた。
『え…わかりやすい…ですか？』
私は、戸惑いながらもその手を掴む。
「ンマー。かなり、な」
アイスバーグはグッとAを引っ張り、立ち上がらせる。
『えぇ…それより誰に聞いたんですか』
手を離し、お尻の砂を払う。
「なんだ、本当に何も聞いていないのか」
『聞くも何も先程まで寝ていたので…』
「ンマー、だがカクといただろう？」
『え？カクさん、さっき起きたんじゃ…』
「今朝、俺達に説明したのはカクだが？」
『な……』
「？」
なんですと、…
『いや、だって、』
私が起きた時、普通に横に座って寝てなかったか…？
『…』
私は下を向いて色々なことを張り巡らせる。
「ンマー、何があったかは知らねぇがとりあえず中に入ろう」
肩をポンポンと叩かれた後アイスバーグさんは建物に入って行った。
''戸惑ってみた''
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アルっさん(プロフ) - 記念すべき100票目！しっかり満点で入れらせていただきました！続編の更新も頑張ってください(*´-`) (2019年10月10日 16時) (
レス) id: 16d5fcc0d9 (このIDを非表示/違反報告)
〇:『Hello,Girl』のURLです。リクエストはこちらに掲載 - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/triall/ (2018年12月28日 21時) (レス) id: ccc2f83f1e (このIDを非表示/違反報告)
〇 - 午後のミル貝さん» ありがとうございます！良かったぁあ…面白いと言っていただけで嬉しいです！(´；ω；`)出来る限りで頑張ります！コメントありがとうございました！ (2018年12月28日 21時) (レス) id: ccc2f83f1e (このIDを非表示/違反報告)
午後のミル貝(プロフ) - とても話が面白くて読んでいて楽しいです！更新待っています (2018年12月28日 1時) (レス) id: 4f38584cb5 (このIDを非表示/違反報告)
〇 - 小桜藍さん» おまたせしましたぁ！★："代金"ですのでどうぞ！全話あげました！ (2018年11月28日 20時) (レス) id: ccc2f83f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Marubox | 作成日時：2018年10月27日 22時
