〇冒険 ページ43
「今から買いに行くにしても…」と小さい声が無音な部屋に響いた。
私はぼーっと窓の外を見ていたがふと思い至ったのは
『''落ちた時''に来てた制服は…』
''あの後''消えたAの荷物と服。
そもそも、チムニー達に連れ出された以降戻っていない。
だから、行方はわからずじまいだった。
「おー！忘れとったわい！」と、手をポンと置き、足を進めて私の前を通り過ぎて窓を開け、ベランダに足を掛け、「取ってくる間に風呂に入れよ」と振り向き、彼は落ちていった。
『 ｯ！ 』
ベランダに走りより、下を見ると丁度崖の切れ目の部分にある建物なのか下の建物までの高さの差が半端ない。
その下をじっと見ていると既に降りたのか、跳ねる''彼''がいた。
『すご……』
無意識に呟く。
すると、途端に寒気がきた。
下を見たせいで怖くなったのだろう。
景色は見ずにベランダから部屋に戻った。
『えげつな…落ちたら死ぬやん…』
と窓をガラガラと鍵は閉めずにとりあえず閉める。
『さて…』
風呂場は何処だ。
Aは部屋を見渡して、幾つかある扉を見つめ、片っ端から扉を開けて探す気満々だった。
しかも、心の殆どが''カク''の部屋を冒険したい気持ちが溢れていた。
アニメでは彼の部屋はゾロと戦う''あっち''でしか見た事がない。
さぁ、お待ちかね。
風呂を探すついでに部屋を探索しよう
ちょっと後悔した。
あー…悪い意味ではなくて、
彼の部屋らしき所は入らないようにしたが…
つい…、
つい、
クローゼットの中が気になって…
(流石にタンスは開けなかった)
部屋に入り、開けてしまった。
すると、中に彼の''仕事服''はなかったが
代わりに
キリン柄のネクタイがあった。
勿論、
吹いた。
じわじわと笑ってしまった。
というか、笑うと言っても
『麒麟好きなの本当なんだ(笑)うわぁ…(笑)』
って感じでクローゼットを閉めて、部屋を出た。
クローゼットにしか目がいかなかったから部屋全体は見ていなかった。
それに部屋は暗く、リビングの電気の光が入ったところしか見えなかった。
だから、椅子に引っかかってた''黒い帽子''は
見えなかった＿＿
''冒険してみた''
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アルっさん(プロフ) - 記念すべき100票目！しっかり満点で入れらせていただきました！続編の更新も頑張ってください(*´-`) (2019年10月10日 16時) (
レス) id: 16d5fcc0d9 (このIDを非表示/違反報告)
〇:『Hello,Girl』のURLです。リクエストはこちらに掲載 - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/triall/ (2018年12月28日 21時) (レス) id: ccc2f83f1e (このIDを非表示/違反報告)
〇 - 午後のミル貝さん» ありがとうございます！良かったぁあ…面白いと言っていただけで嬉しいです！(´；ω；`)出来る限りで頑張ります！コメントありがとうございました！ (2018年12月28日 21時) (レス) id: ccc2f83f1e (このIDを非表示/違反報告)
午後のミル貝(プロフ) - とても話が面白くて読んでいて楽しいです！更新待っています (2018年12月28日 1時) (レス) id: 4f38584cb5 (このIDを非表示/違反報告)
〇 - 小桜藍さん» おまたせしましたぁ！★："代金"ですのでどうぞ！全話あげました！ (2018年11月28日 20時) (レス) id: ccc2f83f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Marubox | 作成日時：2018年10月27日 22時
