２２６話 ページ7
頭が混乱しながらも、なんとか寝間着から私服に着替え、お兄ちゃんと一緒に食堂へと向かった。
造りや構造、壁にある絵画等はボンゴレ本部のそれと寸分違わずに存在している。
だからここがボンゴレ本部というのは、嘘ではないらしかった。
ク「あっ、骸様、藍様！」
二人でのんびり歩いていると、前方からクローム髑髏が私たちに気づいて駆けてきた。
……いや、待て。
さっき彼女は何て言った？
私の耳が確かなら、藍様……と呼ばれた気が……。
また全身に鳥肌がたった。
骸「クローム、おはようございます」
ク「おはようございます、骸様。
藍様も、おはようございます」
そう言って私に頭を下げるクローム髑髏。
やめて！様付けは勘弁してほしい！
鳥肌と寒気がして仕方がない！！
『……お、おはよう』
酷く声が裏返っていたような気もするが、クローム髑髏は気にした素振りを見せずに微笑んでいた。
もう可能性が確信に変わった。
クローム髑髏が私のことを様付けで呼ぶわけがないし、そもそも彼女は私の本名を知らない。
私に微笑むこともありえない。
お兄ちゃんに関しては、私の隣に存在していること自体論外だ。
この世界は、おかしすぎる！
骸「今日はお前と犬達が任務でしたね。
気をつけていくのですよ？」
ク「はい、頑張ります！」
そう言うと、クローム髑髏はまた頭を下げて私達と反対方向に走っていった。
……この調子で彷徨いていると、また全身に鳥肌がたちそうで怖い。
もうイレギュラーな対応はしたくない。
早くご飯食べて早く部屋に籠ろう。
そう決意した私は、少し足早に食堂へと向かっていたのだが、また前方から人影が見えた。
今度は城島か柿本辺りかと思っていると、なんとスクアーロだった。
此方を見向きもせず、ただひたすら前を向いて歩いてる感じがした。
そして、ふと目があった。
『っ、スクッ』
アーロ、と私が言いかけた時、お兄ちゃんが素早く私の口を塞いで自分の後ろへと隠した。
すっぽりと覆われてしまったせいで、隙間からしか彼を確認することができなかったが。
……スクアーロが私を、睨みながら立ち去っていくのが見えてしまった。
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桜(プロフ) - 2人の想いが通じ合って良かったですねぇ！ これからが一層楽しみです！ 更新はご自身のペースでいいと私は思います。いつでも待ってますから！ これからも一層、楽しみにしてます！ (2019年2月15日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 更新待ってました！ ボスへの想いに気が付いて、これからどうなるのか楽しみです！ これからも応援しています！ (2019年1月10日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - めちゃくちゃ面白かったです!更新楽しみにしてます (2018年8月2日 17時) (レス) id: 742e9e233f (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 良かったです！ これからも応援してますので、自分ペースで更新してください！ 楽しみに待ってます！ (2018年4月1日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
咲月(プロフ) - こちらで活動してもらいたいですが、他サイトに行くとしても応援してます！それと他サイトに移るなら、pixivオススメですよー (2018年3月11日 20時) (レス) id: 6dc0dcced2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2017年12月31日 22時
