２３６話 ページ20
後日──。
私はボンゴレファミリー本部に足を運んでいた。
つい先程沢田綱吉の所にも行って、あの時のことをきっちり謝罪してきた。
──あの時は悪かったね、沢田綱吉。
まぁ、ごめんなさい？くらいは言っといてあげるよ──
──……うーん、なんでだろ。謝られてる気がしないんだけどなぁ──
──てんめぇー！それが人に謝る態度かー！──
……素直に謝るなんて、私のキャラが崩壊するでしょうが。
あれでいいの、あれで。
夢の中でも現実でも獄寺隼人は獄寺隼人だったことにここでも安心感を持ちながら、私はお兄ちゃんを探しに本部中を歩き回った。
だが、探せど探せどお兄ちゃんは見当たらない。
……そう言えば、任務で不在という可能性を全く考えてなかった。
めんどくさいけど仕方ない。また出直すかと思い踵を返そうとしたとき。
共鳴というか、なんというか。
同じ六道眼持ちということもあってなのかは不明だが、お兄ちゃんを見つけることができた。
中庭で一人、優雅に紅茶を飲んでいるお兄ちゃん。
その佇まいは、ある意味幻想的であった。
顔はいいもんね、と思いながら暫くじっと見ていると、利き手に包帯が巻かれていることに気がついた。
そして、もうひとつの違和感にも……。
そのことに疑問を持ちながら、私は中庭の方へと降り立った。
そして、いつもの調子を崩さずに私はお兄ちゃんに話しかけた。
『……呑気にティータイムですか？利き手を怪我されているようですけど』
骸「……貴方には関係の無いことです。
二度と僕の前に現れるなと言ったはずですが？」
『えぇ、あれから自分で色々と考えたんですけどね。
なんで私が貴方の言うことを聞かなければならないんだという結論に達しました。
そうそうそれより……』
私はお兄ちゃんの座っている位置からちょうど見える範囲にある歪んだ空間に目を向けた。
『ティータイムを楽しむのには、あまりにも不向きなオブジェですねぇ』
微かに口角をあげながら、目線をお兄ちゃんの方向へ戻した。
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桜(プロフ) - 2人の想いが通じ合って良かったですねぇ！ これからが一層楽しみです！ 更新はご自身のペースでいいと私は思います。いつでも待ってますから！ これからも一層、楽しみにしてます！ (2019年2月15日 18時) (
レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 更新待ってました！ ボスへの想いに気が付いて、これからどうなるのか楽しみです！ これからも応援しています！ (2019年1月10日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - めちゃくちゃ面白かったです!更新楽しみにしてます (2018年8月2日 17時) (レス) id: 742e9e233f (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 良かったです！ これからも応援してますので、自分ペースで更新してください！ 楽しみに待ってます！ (2018年4月1日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
咲月(プロフ) - こちらで活動してもらいたいですが、他サイトに行くとしても応援してます！それと他サイトに移るなら、pixivオススメですよー (2018年3月11日 20時) (レス) id: 6dc0dcced2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2017年12月31日 22時
