盗み_31 ページ32
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＿＿＿時は遡り数日前、 夕方 。
貴方side
「 いや何、君の其の殺人の能力の高さ
ポートマフィアに来れば物凄く助かると思ってね 」
目が見えずとも声だけでも分かった
この人は今、貼り付けの笑みをしていると。
『 ポートマフィアなら腕利きの暗殺者の一人や二人、売る程居るだろう？ 』
「 そして其の頭の回転の速さ、ポートマフィアでは大変助かるのだけどねえ 」
おっと、試されていたのか
会話のさり気ないところで相手の頭脳、話術を試し分析している。
どうやらこの人も油断できないらしい
……とは思っても厭なものは厭なものなので
『 お断りするよ 』
きっぱりと断ることにしました私。
てっきり口をあんぐりと開けてポカーンとするのかと思えばそんな間などなく
「 そう云うと思っていたよ、君の事だから 」
意外と包帯くんみたいな人だったからちょっと、ほんの少しだけムカついた
" 君の事だから " だって？！
私の何を知ってるのさ！！？
「 じゃあこう云うのは如何かね、
君が此方へ来ないと
" 太宰君を
森side
大怪盗が探偵社員なら幾らマフィアの構成員を殺した殺人鬼であろうと自分の所為で太宰君を殺されるのは苦痛だろう
そう思った私は人の私情を利用した脅迫に移る。
『 …………。』
案の定、先刻のような活きの良さはなくなり
怪盗は俯き黙る。
暫しの沈黙の後に大怪盗は答えた
『 勝手にするといい、
僕はポートマフィアに入るなんて御免だよ 』
「 其れは命の恩人である太宰君を見捨てると云うのかい？ 」
想像とは少し、否、大きく外れ彼は太宰君に情がなかった。
『 見捨てるわけじゃあない
信頼しているんだよ、
包帯くんは何時だって先を見ているからね
多分彼は相当な事でないと死なない 』
何処にそんな自信があるのか
否、或いは私が太宰君を殺さないと云う決定的な根拠があるのか
見かけによらず、面倒な子だねぇ
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オズ - dGAzIwL2bmd18Yxさん» うあ…嬉しすぎるお言葉……ありがとうございます！！！頑張りますね！！！ (2022年7月13日 20時) (
レス) id: 1d6204a61d (このIDを非表示/違反報告)
dGAzIwL2bmd18Yx(プロフ) - もう、やべぇ、、（文才が天才過ぎて語彙力が4にました）面白過ぎます‼︎続編の更新も楽しみに待ってます (2022年7月11日 1時) (レス) @page50 id: d1624c287f (このIDを非表示/違反報告)
オズ - *深音*(みおと)さん» ああああありがとうございます！！最終回まで頑張って書きますね！！ (2021年8月18日 12時) (レス) id: bf4e4a8e9b (このIDを非表示/違反報告)
*深音*(みおと)(プロフ) - すっっごい好きです…(語彙力皆無)更新頑張ってください！ (2021年8月18日 0時) (レス) id: 2e41216803 (このIDを非表示/違反報告)
オズ - テレタビーズ教さん» ありがとうございます！！これからも良いものが書けるように頑張ります！！ (2021年8月4日 17時) (レス) id: 886aed0c44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オズ | 作成日時：2021年7月25日 18時
