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扉の先は
「おはよう、A」
『す、ずめ……』
「あ、不良娘その二が目を覚ましたわ」
優しく響く声に目を開けばすずめが目の前にいた。流石に慣れたよね、だって三回目だし。
そこはルミさんのスナックだった。……あれ？私たち遊園地にいたよ、ね？
「A、後で説明するから今はゆっくりして」
『う、うん』
顔に出てたのか、すずめはゆっくり頭を撫でてくれた。堪能してから、上体を起こす。
「……Aちゃん！」
『ルミさぁん』
ミキさんの声と私が起きた事に気づいたルミさんがすっ飛んできた。
わしゃわしゃ、と頭を撫でられる。…あれ、私ってワンコだったっけ？
「もう、二人してどこ行っとったの！こんな時間に急におらへんようになって、どない心配したか！」
『ご、ごめんなさい…』
「まあまあ。無事やったんですから」
詰め寄るルミさんを取りなすように、カウンターからミキさんが言う。
「そやかて＿＿＿」
「家出なんて、うちらもさんざんしましたやん」
この二人もそうなんだ、と思うと同時に私のお腹が鳴った。
慌てて押さえたけどもう遅い。頬が熱くなる感覚を覚えながら顔を上げれば、ルミさんが一つため息をついて笑った。
「……とりあえず、なんか食べよか」
それから、私たちは小さな台所に体を押し込んだ。
それぞれ何を食べたいか候補を挙げていく。
ラーメンは？いや、この時間に食べたら太る。
なら、焼きそばとか？それもヤバいよ。
お茶漬けならどう？罪悪感小さいけど、満足感も無い。
野菜系が良いのかな？でも、今うちらが求めとるのは炭水化物やないですか。
うーん、うーんと頭を悩ませる私たちは、協議の末野菜たっぷり焼きうどんを作る事となった。
あ、正式メニューは"野菜たっぷりポテサラ焼きうどん目玉焼き乗せ"に決定。
なんでも、すずめの家ではポテサラを入れる決まりがあるみたい。
役割分担をした後、私はうどんを炒めたり盛り付けを担当した。
「『いただきまーす！』」
すずめと私の大きな声が辺りに響いた。
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舞(プロフ) - 更新頑張ってください！応援してます٩(^‿^)۶ (4月10日 23時) (
レス) @page6 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
うか(プロフ) - 続きが気になる誰なのんだろう男の子達は気になるから最新頑張ってください💪 (4月7日 0時) (レス) @page6 id: 3da31f1962 (このIDを非表示/違反報告)
すずな - かえでさん» ありがとうございます✨ 受験が後一ヶ月で終わるので、そこから下書きしたやつをバンバン出します！！ (1月10日 18時) (レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 続きが気になります！更新ゆっくり頑張ってください😊 (11月12日 10時) (レス) @page1 id: bbdbecf013 (このIDを非表示/違反報告)
すずな - フラグ警察さん» うわぁ！！すいません、気づかずに更新してしまいました…！教えてくださり、ありがとうございます✨ (5月8日 15時) (レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2023年5月8日 2時
