手繰り寄せる香り 2

ご飯 1 ページ13

リリースイベントも終わり、
約束通りめんさんとご飯に行くことに。


「すみません、お待たせしました」

「んーん、大丈夫だよー」

なんて少しゆるい感じの彼
テーブルには多分お酒と思われるものだけ置かれていた

「…めんさん酔ってます？」

「まぁ酔ってはないけど…呑んでる」

彼は私がお酒ちょっと苦手なの知ってるよね？
まぁそもそも呑んではいけませんが

「それで、なんで2人でご飯に？」

「んー、俺が君と一緒に居たいから…かな」

「へ？」

飲み物を見つめながらさらりと言われた
突然言われたことに頭が追いつかない

「…え、俺今なに言った？」

ハッとした顔をするめんさん

「私と一緒に居たいからって」

「うわぁ」

やらかしたと言わんばかりに
頭を抱えだす

「ごめん、気にしないで」

「颯くんでも乗り移ったんですか？」

「んー、そういうことにしとく

ほら、Aちゃんもなんか頼みなよ」

話をそらすようにメニューをわたされた

「そうですね」


…めんさんこれ以上ドキドキさせないでください。

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