私であり、僕でもある大冒険 その2♪ 【ぼくらシリーズ】

-神尾から- ページ7

歌那谷)相原さん、菊地さん。
その言葉、ウソにしないで下さいよ。
それでは、まず1つ。
視野。
2つ。
見えなかったUFO。
3つ。
場所。
この3つをヒントに簡単に推測してみてください。
少しでも、僕の方向と違っていたら、教えられません。


神尾)んじゃ、頑張って。
中学生さん方。


歌那谷)やっぱもっかい風呂入って来る…。


神尾)ん、良いよ。
俺、この人達帰るまで、此処にいるから。


歌那谷)あり…がと、神尾…。


バタン


神尾)…あのさぁ、あんまり俺の友達困らせないでやってくれっかなぁ、お2人さん。
メンタル弱いんだからさぁ。


今の歌那谷のメンタルふにゃふにゃだから、説明すんのも疲れただろうし。


だから、逆に挑発する様な事を言って、自分の気持ちを奮い立たせた。


でも、時間がたつにつれて、効果が下がって来たらしく、今は風呂に入ってる。


お姉さんがいないってだけでも、歌那谷は弱ってんのに、中学生に頼られて、あいつの心折れないかなぁ…。


相原)…？


神尾)分かんないなら、良いから、出てって下さい。


ほぼ追い出す様に、2人を家から出す。


神尾)…。
中学生ってさ、俺達より上ならさ、もっと考えてよ。
歌那谷とかまだ小学生でさ、お前らの年下でさ、基本的に立場逆だろ？


菊地)…。


神尾)俺達だって、いろいろ事情があって、そう言う風に呼ばれるようになったんだ。
俺達がそう呼べって言った訳でも、そんな呼び名が欲しかったわけでもない。
寧ろ、迷惑してるんだ。
だから…。


相原)…自分で考えろ、の意味が何となく分かった。
歌那谷に負担をかけたくないんだな。


神尾)物分かりが良いですね、流石です。
…俺の、性格を変えてくれた大切な奴だから。


相原)…似てるよ。
お前と歌那谷。
馬鹿みたいに、人の事考えて、どんな奴にも口答えするとことかさ。
俺達がワルだったら、お前ボコボコだよw


俺は笑う。


神尾)見た目で分かります。
正直、怖かったけどね。
｢生意気言うな｣って言われるかと思いました。


菊地)俺達のイメージ最悪だな。


神尾)歌那谷に負担かけてる時点で最悪ですから。←


相原)言うなぁw


神尾)伊達に頭鍛えてませんから。


相原)良いよ、お前面白い。
歌那谷もお前も俺達の仲間だ。
負担はあまりかけないようにする。
ま、コレの謎が解けるまで会おうとは思わないよ。
進展がなければな。


神尾)ま、そん時は俺にでも話を通しておいて下さいよ？


相原)ん、分かった。


−＊


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