私であり、僕でもある大冒険 その2♪ 【ぼくらシリーズ】

-神尾優- ページ4

神尾)神尾優(ゆう)ですっ！((怒
神尾優！
てか、覚えろよ。


歌那谷)あぁ、悪いな。
一々いじめてきた奴の事なんて、覚えてるとクソ面倒なんだ。


歌那谷は面倒そうにため息をついた。


神尾)それは過去の話だろ！
もう今となってはお前の一番仲良いって言っても過言じゃないし…。


歌那谷)…心の傷は消えないんだぞ…。←


神尾)Σあ、あぁ、ごめん…。


クスクスッ


声が聞こえたのは、うつむいている歌那谷の方からだった。


歌那谷)フッ…あははっ、お前のこの程度の演技に騙されるようじゃあ、まだまだだな。
お姉ちゃんはもっと本気で泣くぜw


神尾)てめぇ、騙したな！


歌那谷は、神尾の持ってきたジュースを飲みがら、俺達に向き直った。


歌那谷)まぁ、茶番は此処まで。


神尾)Σ茶番って？！


歌那谷)神尾五月蝿い、話進まない、集中できない。←


神尾)お前…っ！
…仕方ねーな、後で覚えとけ、馬鹿。


歌那谷)…で、何か進展はあったんですか？


相原)進展はなかったが、木下にもう一度UFOを呼んで貰う約束を取りつけた。


歌那谷)また1人攫われるリスクを恐れずに、か？


相原)それ以外に手掛かりがねー…。


菊地)UFOの乗組員は、影の様な奴らしい。


歌那谷)ふむ…。
UFOに基本的に乗っているのは、知的生命体…UMAと考えるのが妥当ですが、影とは面白いですね。


神尾)UFOに連れて行かれたと信じてるのか？


歌那谷)僕は違うと思う。
その根拠として、まずお兄ちゃんがそう言う事に興味を持っていたとしても、わざわざ宇野さんを道連れにする理由が分からない。


歌那谷はホワイトボードを何処からかもって来ると、写真を張って、矢印を掻きたした。


警察が捜査に使うみたいな感じだな。


歌那谷)そもそも誘うなら、何故一番仲の良い貴方達にしなかったのか。
疑問の点はそこだ。
宇野さんなら、帰れなくなるかもと言う事も考えただろう。
その2、何故UFOに連れ去られる前に僕に連絡を入れなかったのか。
電波が届かない事も含めて、お兄ちゃんなら僕に連絡する事位用意に思いついた筈だ。
では、何故連絡を入れなかったのか。


そこで、歌那谷は椅子に座りなおして一息ついた。


歌那谷)((ゴクッ 此処からは、僕の勝手な推測にしか過ぎない。
心して聞いてくれ。
では話を進める。
僕の勘では、連絡を入れなかったのではなく、連絡を入れられなかった、の可能性が高い。


神尾)同感だ、歌那谷。


歌那谷)やはりお前もか((ニヤッ


＊


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