7話 ページ8
緑谷side
『やぁ緑谷くん』
「あっ、き、木下さん」
こないと思ったらひょっこりと現れた
クラスのみんなに軽く一礼して教室内に入ってくる
久々に見た彼女は少しやつれている気がした
目の下にうっすらクマもできている
僕の席の近くによると手に持っているパネルに気がついて聞いてきた
さっきのヒーロー情報学でヒーロー名を決めたことを伝えると
『デク...いいな。平和の象徴のようないいヒーロー名だ』
"平和の象徴"というワードで内心動揺してしまった
彼女は僕とオールマイトのことを知らないはずなのに
『おや、でもなぜヒーロー名なんだ?』
「職場体験があってそれで...」
『ほう...ヒーロー活動を身をもって知るってことだね。というか実はサポート科も職場体験があるんだ』
「えっそうなの?」
『あぁ。体育祭にスカウト目的で来てるヒーローたちがいただろう?あれは君らヒーロー科だけじゃなくサポート科も含まれているんだよ』
サポート科全員装備つけてたのはそのためだったのか...
特に発目さんは飯田くんとの対戦で宣伝してたのを思い出した
あれ、でも木下さんは全然見当たらなかったな
僕が周りを見てなかったからな...
「じゃあ木下さんもスカウトを...?」
『いや、僕は出れなかったからないよ。でも一応誰でも取ってくれる所には行くけど』
「?そうなんだ」
出れなかった...というのはどういうことだろう
よほどのことがない限り体育祭は辞退ができないとか言っていた気がするけど...
『僕はそろそろ行くね。それじゃあ』
「う、うん...あ!待って!!」
『どうしたんだい?』
「あの、えっと...その!」
キーンコーンカーンコーン
運が悪くチャイムが鳴ってしまった
『まずい...。僕は戻るね。話はまた会ったときに言ってくれ』
「あっうん」
木下さんは走って...ではなく早歩きで教室を出て行った
「おうおうなんか仲良くなってんじゃないのかぁ?緑谷ぁ」
「くそう...オイラと同じだと思ってたのに...」
「そういやさっきなんて言おうとしたんだ?」
「あー...えっと...」
「はい、席に座ってくださいね。授業始めますよ」
そこにセメントスがやってきて話は強制的に途切れた
.
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ふくん - 最高っす( ；∀；)ｶﾝﾄﾞｰｼﾀ (2019年1月13日 10時) (
レス) id: b644f9dd35 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - やる時はやる男、緑谷降臨！夢主家族を痛め付けるヴィラン早く捕まれェ(;＿;) (2018年8月27日 0時) (レス) id: 3603310884 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - ステイン様の小説も書いて欲しいです (2018年8月17日 20時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
カン詰め(プロフ) - 青花さん» ありがとうございます! (2018年1月7日 23時) (レス) id: 4966fd641a (このIDを非表示/違反報告)
青花 - とても面白いですね！この作品が大好きです！缶詰めさんと共に応援します！投稿頑張ってください！ (2017年12月23日 16時) (レス) id: ed79109cd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カン詰め | 作成日時：2017年10月8日 12時
