僕、俺、私、あたし【ヒロアカ】【短編集】

緑谷出久3 @ ※S ページ43

※付き合ってる
※S要素有り


_____





『ね、ねぇ、ここ教室に近いよっ...』


「んー...大丈夫じゃないかな?それよりも早く」


『うぅー...』




おずおずと僕の背中に腕を回して力一杯抱きしめられる




『もももういいよね?授業始まっちゃうよ...』


「まだ3分あるから、もっと」




あ、さっきより真っ赤になった。かわいい

そうするとAは緩めていた腕にまた力を込めて僕を抱きしめる




「ほんと、かわいいね。A」


『かわ、いくな、いよ』


「僕からしたらすごくかわいいいんだよ」


『出久の目が変なんだよぉ...』


「...ふーん」




今度は頭の後ろに手を回して耳に唇が当たるくらいまで引き寄せた

突然のことでAはびっくりしてるみたい




「...A」


『ひぅっ』


「A」


『ひゃあっ』




ずっと耳元で名前を呼び続けた
吐息も交えて、彼女の好きな甘い声でずーっと

でも甘い声を出せてるか僕は分からないんだけどね
けどAには効いてるみたい

実際座り込んじゃったし




『っ...ん、もうっ...出久の意地悪...』


「Aだけだよ?こんなことするの」


『そっ、かぁ...えへへぇ...嬉しいなぁ』


「っ!!」



そんな心底嬉しそうな顔で、嬉しそうな声で言わないでほしい

...僕今すごい顔が赤い自信しかない




「ほら、教室戻ろう?」


『ん、』




手を引いて立ち上がらせた
すると頰に柔らかい感触




『...こんなことするの出久だけだからね

ほら行こう?』


「...」


『えっ、出久?大丈夫...?』




思わず座り込んでしまった
そんなこと言われたら僕どうしたらいいんだよ...



僕はいつも彼女に一本取られてしまう
でもそれもいいかもしれない...かな?




________



なづなさんリクエストでSな緑谷くんでした
Sは難しい...
リクエストありがとうございます



.

緑谷出久4 @ ※ヤンデレ→←障子目蔵2 @ 甘々

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す