鷹使いは忍術を学びに来ました！

27話 ページ28

ご飯もぐもぐして、授業に戻って、色々試してみたよ
山田先生「…完璧じゃないか…しかも足音も気配もしない…」
和桜「…山田先生。背中空きすぎじゃないですか。本気ですか？なんなら本気でかかってきて欲しいです…つまらないですよ。」
ほんとにつまんないー…先生絶対手加減してる！
山田先生「…本気か…」
和桜「はい。1度してみてください。」
山田先生「…まぁ、その前に得意武器でも決めようか。武器は大切だ。」
和桜「私は手甲鉤が1番使いやすかったです。
基本的に近距離戦の武器は軽く、使いやすいですね。私は好きですよ。」
…次…次山田先生が話した時…私に気を許した時…
山田先生「そうか。それはよかっ…！」
…防がれちゃった。殺してもよかったのに。
和桜「……あ。すみません。」
やっぱりダメか。虎若と三治郎が悲しんじゃう。
山田先生「はっ。やっぱり忍者に向いているな。」
和桜「そうですか。」

かーん(鐘の音を表現するのが絶望的に下手)

和桜「ああ。残念。時間無かったですね。またいつか。」
山田先生「ははは…あ、そうだ。その手甲鉤持ってていいぞ。もうそれは和桜の物だ。」
…うーん…担任の先生は腹が立ったのになんだろうか…山田先生は心に刺さらないな…
和桜「そうですか。ありがとうございます。」
…ダメだ。秋鷹さんがいないと調子が出ない。
…暇になっちゃったなぁ…
今日は委員会は無いし…善法寺先輩にあのこと話してみようかな。

てくてく歩きまして

医務室。
和桜「すみません。善法寺伊作先輩はいらっしゃいますか。」
伊作「居るよー」
相変わらず、優しい声であるな。
というか、優しいと打とうとするとやさいになるんだけど((
和桜「失礼します。」
伊作「おや？なんだか何時もよりも活力が無いねぇ。」
和桜「あ、いえ、このことはあまり関係の無いことです。秋鷹さんがいないと調子がどうも出ないみたいなのです。」
伊作「あ、そうなの。」
和桜「そうなのです。」
伊作「じゃあ、話に来たのはそのこと以外のことでしょう？話してごらん。」
和桜「あ、はい。この前、久々知先輩と話している時、心臓や、そこら辺が締め付けられるというのかそんな感じの事があり、少し久々知先輩の事が内心、気になったりしているのです。
病気でしょうか。」
伊作「あーそれはね。恋の病というものでね。」

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