【リボーン】【鋼の錬金術】不死身であって不死身ではない体 (ページ47)

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標的４１ページ47

綱「え？なんでA？」

綱吉も戸惑っています。いや私も戸惑っていますけどね。

ｼｬ「そこの嬢ちゃんから鉄の匂いがするからね。それに……」

綱「はっ！？鉄……？！」

そりゃー、右手と左足はもろ鉄ですからね。

……それにのあとは？
チョー怖いんすけど。もしかして体のことバレた？
イヤイヤイヤイヤイヤ……ないないないと信じたい。

とりあえず、なんかこのままだとまずい気がしますね。

「ちょっといいですか？」

有無を聞く前に綱吉の部屋から引っ張り出して私の部屋に引き入れる。

ｼｬ「……その感じじゃぁ訳ありか？」

………………………………。

「はぁー。いつわかったんですか？」

ｼｬ「嬢ちゃんが家に入った時鉄の匂いがしたな。そして決定的になったのが肩を触ったとき体温がかんじられなかったからな。あとは立ち方に少し疑問を覚えてな。」

「…………。ただの変態ってわけではないみたいですね。」

ｼｬ「ひどいな……。で、その訳を……！！」

シャマルさんが言い終わる前に制服の上に着ていたパーカーとワイシャツを脱いで(下は黒のタンクトップに晒しまいてますよ。)手袋を外し、靴下を脱ぐ。

ｼｬ「ぎ、義手に義足……！！」

「あら、あなたほどの医者なら気づいていたのでは？」

ｼｬ「義手のほうはなんとなくだが……義足までとはな……。てっきり義手の重みで立ち方が変なのかと……」

なんだ。義足出さなくて良かったじゃないですか。

「なんでこうなったか知りたそうな顔してますね。」

ｼｬ「まーな。まだ中学生だろ。それに家族もその様子じゃ知らないだろ。」

「そうですね。綱吉も母も父も知りませんよ。ですから、あなたにもこの体になった理由は話す気はありません。ただ……こうなったのは自業自得なので……」

ｼｬ「(自業自得で義手に義足だと？)」

「出来れば他言無用でお願いしたいです。」

ｼｬ「ああわかった。ただそれだけじゃないだろ。体、きついんじゃないのか。」

シャマルさんの目が鋭くなる。

さすが……なのでしょうか？

実のところこないだより体がだるいのは感じていました。
多分国家試験のときでしょうね。