【リボーン】【鋼の錬金術】不死身であって不死身ではない体 (ページ14)

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標的１２ページ14

？「えっ…………痛く……ない？」

足首を動かしながら驚く彼女。

「今のはちょっとした化学です。あ、できればこのことは他言無用でお願いします。」

地面のクナイを抜き、錬成陣を消していく私に彼女は

？「わ、わかり……ました。あ、有り難うございます。」

戸惑いながらもお礼を言ってくれました。

「いえいえ、お礼を言われる程では。ところで何故こんな時間に公園にいるのです？危ないですよ？」

実験程度でしたしね。今のは失敗する確率がなかったからやったんですよ。あったらやりません。

？「ちょっと……家が嫌で飛び出して来てしまいました……。」

暗い顔でそういう彼女。

？「あっ…………で、でももう帰ります。」

ﾊﾞｯと立ち上がり帰ろうとする彼女の腕を掴みとめました。なんとなく……私と似ていたから……

？「？」

「私、沢田Aと申します。敬語はなしでいいですよ。あ、ちなみに私は癖なので気にせず。これっ」ﾋﾟﾗｯ

私は自分の携帯のメアドと電話番号を書いた紙を彼女に渡した。

「辛くなったら、いつでもかけてください。」

と、言いながら。

？「ﾊﾟｧｧｧｧ)あ、ありがとう。私凪。」

笑顔になった彼女…………凪さん。

「さて、送って行きますよ。夜道は危ないです。」

もう公園は真っ暗になり、街灯だけがあたりを照らしてます。

凪「う、うん。」

凪と帰り道を話しながら歩くにつれ、話が弾んでいく。あ、凪さんって呼んだら、「凪でいい……」と照れくさそうに言われたので凪になりましたよ。

他人を名前でよぶなんて、エドたちぶりです。

………………他人でもないですね。友達と認めてます。私が。

全く……珍しすぎです。

雑誌しているうちに凪の家につきましたね。

凪「送ってくれてありがとう。また、話そう……？」

なぜに疑問形？

「ええ。辛くなったら連絡してくださいね。飛んでいきますよ。」

凪「うん。」

笑顔で頷いてくれました。

可愛いです。

「それでは、私はこれで……。また、あいましょう。」ｸｽｯ

少し微笑みながら凪にいう。こっちで笑ったのいつぶりでしょう。

凪「う、うん。またね。」

手を振りながら言ってくれます

私は歩きだし、少しして振り向きながら

「カミル・グラス」

凪「えっ…………。」

「私の中の本当の名前はこれです。それでは。」

そう言って来た道を帰る私。

凪「ば、バイバイ。カミルっ」

手だけを振り前を向いてあるく。

少しだけ頬が緩んでいたのは内緒です。