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「 ごめん 寝てた？」
『ん、いや大丈夫だよ、考え事してて 』
部屋へ戻ってくると布団の中から頭がひょっこりとでてきた
かわいい。
「そっか」
「『。。。』」
「『あのさ！』」
「ごめん 先いいよ」
『いや、ジェシーこそ先「いや、Aからいいよ」
『ん〜、じゃあ私から、
私さ、ちゃんと考えてから 答え出したい。だから少しだけ待って欲しいの。』
「全然。 16年待ってたんだからあと少しくらい余裕で待てるよ。俺 」
実際ここまで待ってきたわけだし
話が良い方に転がるならいつまでも待てる。
悪い方だと相当困るんだけどね
『 ごめんね 、ありがとう 。
で？結局変わらず一緒に寝るのね？』
「毎年恒例でしょ〜、なんなら昔はいつも一緒に寝てたけどね」
当たり前のようにAの布団に潜り込むけど
内心ドキドキ
気持ち伝えた後だからスッキリしてはいるものの 意識はしてしまう。
でも、せっかく毎年恒例なんだし それに頼らないわけが無い。
下心ないとは言いきれないけどね
『仮にも告白したあとなのに 恥ずかしさとか気まずさとかない訳？？』
「 ん〜 俺の気持ちはちゃんと伝えたし 」
『 あ〜そう言う感じね 』
「ahaha 気まずいの？」
『 気まずいって言うか、 』
「俺の事考えてる？」
『そりゃ考えてるよ 、沢山』
「 うわ、それは反則だって かわいいね 」
『うるさいよ！そういうのやめてって！言いたいこと言って自分だけスッキリしやがって！ 』
「俺思ったんだよ、Aは俺の気持ち伝えた後、たとえNoだとしても変わらず一緒にいてくれるだろうなって｣
「だから、もっと早くに伝えておけば良かった」
遅くなって、ごめん。
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作者名：つぶみ | 作成日時：2020年3月17日 13時
