私の妹は異能がない

16話 ページ18

国木太宰「…………………」



国木田「いいや。別に隠すことではない」



太宰「虎と、エルピス探しさ。」



私は思わず、持っていたスプーンを落とした



其れと同時に敦は椅子から落ち
重なったお皿が散乱していた



敦「ぼ、僕は此れで失礼します。」



そういう敦の腕を国木田さんは
掴み逃げられないように捕らえた。



国木田「小僧何か知ってるな。茶漬け代は腕一本か、全て話すかだな。」



『腕一本選んだら開放してくれるの？』



国木田さんは黙り、太宰は少し微笑っている


太宰「ほら国木田くん君がやると尋問になる。

　 敦くん何があったのか話してくれるかい？」



敦「虎に勝てるやつなんていない！

　 僕は殺されかけたんだ！」



敦によると虎は敦を追いかけてヨコハマ迄降りてきたのだとか、でもその割には敦は怪我は無いし虎の影を見ただけなのも気になる。



国木田「確かに2週間前から此方に集中しているな」



太宰「Aちゃん、敦くん此の後暇？」




敦「『え。？』」





敦「嫌ですよ！それって餌じゃないですか」



太宰「報酬出るよ。」


うわー。敦くん目がお金だよ。


『あの私関係ないんですけど、

　報酬なんて、要らないし

　それにこのあと予定が………。』




そう言うとした時太宰は私の耳元囁いた




『ふふ。太宰さん脅しと捉えて良いのかな。』



太宰は気味悪く微笑っている











此処まで来たらバレないように頑張ろ。



私がエルピスだっていうはバレてるだろうし

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