私の妹は異能がない (ページ15)

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13話ページ15

NOサイド

あれから………7年後……

周りは沢山の本に囲まれている

??『ようこそお越しいただきました。

　今宵は是非楽しんでください。

　探偵社の皆様』

??『申し遅れました。私はエルピスと申します』

乱歩「僕は江戸川乱歩！
　社長の代わりに来たんだよ。」

国木田「俺は国木田独歩だ。」

太宰「私は太宰、太宰治だ。
　美しいお嬢さん是非私と心中を……」

国木田「馬鹿か！初対面の人に迷惑を！」

『大丈夫ですよ、本題に入る前に…。
　乱歩さんどうぞこちらを。』

沢山の駄菓子を渡す

乱歩「わかってるねー！」

『では本題に入らせていただきます。
　こちらがその情報です。』

太宰「ねぇねぇお嬢さん。此処は君の異能力で作った異空間なのかい？」

『はい。そうですよ。』

『私は少し奥に行きますので本でも読んでお待ち下さい。でも鍵の掛かって居る処には行かないでくださいね。命の保証ができませんので。』

私は歩き出したその時だった。

??「すいません。遅れました。
　探偵社の愛莉と言います！」

驚いた、真逆こんな処で会うとは…。

…………愛莉………。

私は其の儘、奥に向かった。

『太宰さんいるのでしょ。』

太宰「バレていたようだね。」

『それで、何故ついてきたのですか。』

太宰「少し気になる事があってね。さっき愛莉ちゃんを見て視線を止めたが知り合いかい？」

『あ、あ。そのことですか。貴方はどう思います？結論はでているのでしょ？』

太宰「よくわかったね。姉妹ではないのかい？」

『そうですよ。生き別れの姉妹です』

太宰「やはり…。でその狐の仮面はなんだい？」

『特に理由はないですよ。
　顔を隠しているだけです。』

太宰「そうか。………………君は何者なんだい？」

　

『何者なんでしょうね。

　さて、そろそろ帰りましょうか。』

太宰「…………」

私は探偵社の皆さんが居る処に戻った。

国木田「太宰ｨ！何処に居たんだ！」

太宰「国木田クｩンは五月蝿いな〜。」

『皆様今宵はこんな処迄有難う御座いました。
　ではまた逢いましょう。」

そう言い、私が指を鳴らすと……消えた。

『真逆、愛莉が探偵社に入っていたとは…。』

太宰も元気そうだったなー。

何年振りだろうか。

何か起こる予感がする。