冗談は存在だけにしろ！【ONE PIECE】【呪術廻戦】

朝からアルコールを嗜むジイさん ページ15

明け方。
地面で酔い潰れている大量の屈強な男たち。
それを避けながら甲板へと脚を進める。



「いやぁ、本当にうじゃうじゃ居るなぁ
雑魚は雑魚らしく身を潜めてればいいのに」


あ、あの呪霊、吐きながら寝ている人にキスしてる。
口吸いだぁ！！！うける
ぱっと見1番呪霊が多いのは甲板だから、ここで乱戦でも繰り広げていたのだろう。
え、これ祓っても戦闘のたびに湧き出てくるのか、怠すぎる。



「お前らごときの低級が、私に祓って貰えることに感謝しなよ」



数多いけれど、術式使うのはお腹がすくから好きじゃない。
天泣を人に当たらないように動かしながら祓い去る。
三節棍は攻撃範囲広いから便利だよね。
動かなくていいし。
あ、ごっめーん、誰かに当たったわ。
めっちゃ痛そうな音した。
気持ちよく寝てたのにごめんねー。



「グラララ！
勤勉じゃねぇか！こんな夜更けに祓ってくれてるとは」


「あれ、ジイさんお早う
やっぱり御老体は朝目覚めるの早いね。」


時計を見れば時刻は3時を過ぎたところ。あ、午前ね。


「誰に向かって口聞いてんだ、小娘がァ」


「やーん若さに満ち溢れてるでしょ
それよりもおじいちゃま、お酒控えたほうがいいよ
朝イチで何浴びるように飲んでるのさ」


ニコニコしながらこっち見てるけど、酔ってるの？
私の体重よりも重そうな瓢箪の酒丸呑みしてるよ。
酒がねぇと生きてる意味がねぇ、って言ってますけど、それただのアル中酒カスやん
ばかわろた


「にしても変なもん持ってんな
なんだァ、その小さな四角い箱は」


「あー、スマートフォンっていうんだけどさ、遠くの人と連絡取ったり、わからないこと調べたり、記録を残したり、娯楽として使えたりするんだよね。」



大航海時代ってスペイン、ポルトガルが強い時代だから、何百年前だ？
15-17世紀とかだっけ。


「コロンブスとかマゼランって知らない？」


「マゼランならインペルダウンに居るなァ」


「？？？」


聞けば海の中に存在する監獄らしい。
脱獄させる気なさすぎて草。
というかマゼランって捕まったんか。
フィリピンで殺されて終わりかと思ってた。
世界史よう知らんけどおもろいわ。


「極東の国は？
黄金の国ジパングって言ったら伝わる？」


「聞いたことねぇな」



およよ。困ったぞ。
まだ世界で日本は認知されていないと。
そもそも今現在どこにいるかも分からんのよね。
昔だと国家名も違うしなぁ。
…てっぺんハゲた侍見たいな。生で。

器の広いおじいちゃま→←世の中無情すぎる

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