トリップしたら闇の男爵の管理を任された!?その3

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昴(赤井)side





『はい、もしも…』

遮られたようだ。


『な、何言ってるの？』

何か誤魔化している？


『発信機ぃ！？いつの間に…』


電話相手にここにいることがバレたのだろう
本当はここへ来てはダメだったのか、
そもそも外出してはダメだったのか…




『え。ちょっと！ジン！まって！』



ジン！？電話相手はジンだったのか。
やはり彼女は組織の人間
でも、俺が生きていることを伝えていない？
どういうことだ？




『き、切られた…』
と言って、震えている彼女



ここに来ているのがバレて怒られたのか？

とりあえずあまりにも震えているので、大丈夫か？と声をかける




俺がいることを忘れていたのだろう
顔を真っ青にして




『だ、大丈夫です。た、多分…』

全く大丈夫じゃないだろという返答をする




ジンを怒らせたのなら最悪殺されるが…




『沖矢さん。私、迎えが来るんですよ。
私達がどっか行くまで、絶対に！
降りてこないで下さいね！？ここにいてください！
絶対ですからね！約束ですよ！』




言うだけ言って、そこから飛び出す
駆け下りる音が聞こえる




ここでジンに会い、バレるのは避けたい
俺がバレれば水無怜奈がNOCである事がバレる




彼女との一方的な約束とやらを守ってやろう





上から覗いていると


彼女が下に辿り着いたとき、
ちょうどポルシェ356Aが止まる。


助手席からジンが降りてくる


やはり、あのジンだ。
彼女が組織の人間であることは間違いない


後ろのドアを開けるジン

ん？あのジンがエスコートしているだと…!?


彼女を乗せジンも後に続いて乗る


隣に乗るのか？脅すため？
だがベレッタで脅しているようにも見えない


去っていくポルシェ356A


どういうことだ？
彼女は何者なんだ！？


今度あったら聞き出してやろう。
まぁあの後、どこかに連れていかれて
殺されている可能性もあるが…


生きていて、会えたのなら
全て聞き出すことを心に決め、
浅草スカイコートを後にした。




fin
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異次元の狙撃手編終了です
ここまで読んでくださりありがとうございます！


ついにその3です。早いですね
ストックがキレそうです
やばい。更新スピードを保てない…。

多分今までが異例のスピードだと思うんです
そうだとして下さい


その2のお気に入り登録数が100を超えました！
ありがとうございます！

その3もよろしくお願いします




ますくまでした(´∇`)

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