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A side
今、俺の目の前には此方をガン見して固まっている紫ストールの人間。その人間の反応を見てグルッぺンは勿論、その他の幹部全員がけらゞと笑っている。その中でも特にぺ神が酷い。紫ストールの人間の方を指差しながら爆笑してるからタチが悪いなんてものじゃない
ひとしきり笑って満足したのか1つ咳払いをしてグルッぺンが口を開いた
gr「此奴はA。ひとらんと主従関係にある幻獣フェンリルだ。Aには訳あって裏幹部として動いてもらってるゾ」
ni「……幻獣ってこんな身近に居って良いもんなん？」
ut「Aが良いならええんちゃう？」
ni「まぁせやな」
鬱の言葉にコネシマ、ゾム、シャオロン辺りが頷く。紫ストールの人間は此方をまたじっと見つめたかと思えば近づいてきた。何で来るの？と思っているとわしゃっと頭を撫でられた
ni「兄さんや。あんまり城には居らへんと思うけど宜しくな」
『ん、』
そう返事をするとわしゃわしゃ撫でられた。兄さんの手はひとらんと似ていて、とても優しく暖かい感じがした。ほわほわしながら大人しく撫でられていた時、上から微かに物音が聞こえた
皆は気づいておらず談笑している。ネズミかと思ったがダクトの入口は廊下の天井にあるので有り得ない。だとしたら答えは1つだ
俺は兄さんの元から離れダクトの下へと行きダクトの蓋を跳びながら蹴り落とした。すると「ぐぇっ！！」と言う声と共に人間が落ちてくる。俺はそんな人間に冷たい視線を向ける。俺の後ろからも物凄い殺気が飛ばされている
sha「…グルッぺン。此奴どうする？」
gr「捕えて拷問室に連れて行け」
sha「はいよ」
os「俺も行くわ」
シャオロンとオスマンは俺の目の前で落ちた時の痛みに悶えている観光客を無理やり立たせて部屋から出て行った。多分服装的に又もやa帝国の軍人で気配が無かった
これはもしかしたら彼奴が関わってるかもと思ったが確証では無いので口には出さなかった
ci「それにしてもよく分かったなぁ…俺観光客の存在に気づかんかったわ」
zm「俺も分からんかったわ〜なんでA分かったん？」
『音が聞こえた』
sn「へぇ〜…流石狼やねぇ…耳が良いわ」
ぺ神の言葉にこくっと頷きひとらんの隣へ座り狼の姿になって静かに目を閉じた
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にこらー - 面白い・かっこいい・めっちゃ好み 凄い面白いです！更新ペース自由でいいので頑張ってください！ (2021年5月25日 20時) (
レス) id: 3ef83fb3a7 (このIDを非表示/違反報告)
脅威のセラフ@wrwrdファン(プロフ) - 神かぁ！これからも無理なく更新してけぇ！ (2021年5月22日 9時) (レス) id: 602d714d2e (このIDを非表示/違反報告)
Web版さん - なにこれめっちゃ好きです！１コメ頂きました！なんでこんなに人気なのにコメ欄一個もない事に寂しさを感じてしまいましたw 内容、話のスピード感、そして狼…。大好きです。これからも頑張ってください！ (2021年5月21日 23時) (レス) id: 1323f7e7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じう猫。 | 作成日時：2021年5月15日 9時
