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ぎゅっと目を瞑ったまま二人が何か言うのを待った。
 こ「Aちゃんさ、顔出しなよ。
  こんなに可愛いのに勿体ない」
 『嘘、』
 え「嘘じゃねぇって。
  まじで可愛いから。
  俺が保証する」
エイジ君が力強く言う。
 『でも、』
 え「でもじゃない。可愛い」
 『ま、まいちゃんの、方が、、』
 こ「誰?」
 え「何で今、まいの名前出した?」
やってしまった、エイジ君の声が曇る。

 え「なぁ、お前、もしかして気にしてる?」
 『な、にを、』
 え「俺とまいが昔付き合ってたって話」
 『そ、そんなこと、気にしてない、』
 え「そ。俺は気にしてほしいんだけど?
  まぁ、昔の話だしね」
いつの間にか康太君はいなくなっていた。
 『エイジ君は、まいちゃんと仲直りしたいんじゃないの?』
 え「するかよ。あんな奴、知らねぇ」
エイジ君が吐き捨てた。
 『嘘だよ、まいちゃんの話すると
  エイジ君の反応が変わる』
 え「そんなにまい、まい、言うんだったら
  まいの方行けばよかったじゃねぇか。
  何で俺の方にくんだよ」
声が震えていた。

 え「まいならきっとこんな話、笑い飛ばしてくれただろ。
 でもそんな根拠のない話、嘘だからな」
 『え?』
 え「嘘だよAちゃん。
 もしかして本気かと思った?」
にやりと笑うエイジ君。
 『酷いよ、本気で心配したのに』
 え「俺だってさ、まいと仲良くしてぇよ。
 でもさ、きっかけがねぇんだよ」
 『、そろそろまいちゃんの誕生日だよ』
 え「そうだな」
エイジ君は遠くを見ていた。
 『また三人でお祝いしよ。
 うちでさ、まいちゃん呼んで。
 まいちゃんも同じこと思ってるから』
 え「、、そうするか。まいの方、頼んだぞ」
 『うん!』

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- ホワイトティーさん» ありがとうございます!嬉しいです、頑張りまする (2019年9月27日 17時) (レス) id: 792e13e06c (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトティー - 初見です!内容がめっちゃ好きです!!これからも楽しみに読ませてもらいますね! (2019年9月27日 1時) (レス) id: d142de45b5 (このIDを非表示/違反報告)
- ふむさん» ありがとうございます。気を付けます。アドバイス、ありがとうございます (2019年9月16日 8時) (レス) id: 792e13e06c (このIDを非表示/違反報告)
ふむ - 文を改行してくれると読みやすいと思います。 (2019年9月16日 0時) (レス) id: 16fda0fde4 (このIDを非表示/違反報告)
- かなとさん» ごめんなさい、気づきませんでした。ご指摘、ありがとうございます。これからもお願いします。 (2019年9月15日 22時) (レス) id: 792e13e06c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暇な洋介 | 作成日時:2019年9月14日 20時

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