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『お仕事お疲れ様ですカクチョウさん』
「あぁ、ありがとう……じゃなくてだな！！！」
肩を掴まれたまま前後にガタガタと揺らされる。ここまでカクチョウさんが動揺してるの初めて見たな、なんて呑気な感想を浮かべていると、それぞれ色の違う双眸が不満げに曇った。
「なんでこんなの着てるんだ」
『まぁ仕事なんで』
実際仕事な訳だから文句は言わない。だってそうしなければ減給もありえる職場だ。いやウチのコンビニだけだろうけど。
死んだ目で宙を見上げていると、肩にあった重量が急に無くなる。それにつられて視線を下げればあら不思議。何故かコートを脱ぎ始めるカクチョウさんがそこにいた。
もしかして、同じ寒さを分かち合おうとしてる……？
でも待ってイケメンのヌードは趣味じゃないんですカクチョウさん止まって。
一人心の中で情緒グチャグチャの☆ゲッダン☆を踊り始めそうになっていると、肩に何か布のようなものが掛けられた感触で遠のいていた意識が現実に引き戻される。目の前には俯き気味のカクチョウさん。肩に掛けられたものは先程カクチョウさんが脱いでいたコートだった。
「頼むから……自分を大事にしてくれ。アンタに何かあったら、アイツに合わせる顔がない」
コートを掴む手に力が入る。
カクチョウさんと私に共通の知り合いなんていたっけ？
疑問を声には出さず、このなんとも言えない状況をどうするべきか考えていれば店内に響き渡る入店音、とそれを脳内からかき消すほどの光景。
「メリクリ〜寒そうだったからあったまるもん持ってきたぞ〜」
「お、鶴蝶仕事終わってんじゃん」
「おいクソ紫ども！もうちょい寄れ！！せめぇんだよ！！！」
現れたのは数時間前に来店した反社集団。先頭を頭の色やかましい三人組が飾り、その後ろにマンジローくんと九井さん、モチヅキさんとアカシさんが付き添いのような形で着いてきている。
それは構わない、全然構わない。だが問題は何故か血まみれの先頭三人が抱えている"異物"だった。
クルクルと赤いリボンで巻かれている白い袋は一見するとプレゼントのように見える。ただ、動くのだ。ジタバタと死にかけの芋虫のように。しかも時折くぐもった声で何か喋る。
思わず凝視しているとそれを察したランさんが爽やかフェイスで笑う。
「これな？
＿＿＿＿＿＿＿お前んとこの店長♡」
と ん で も ね ぇ 爆 弾 投 下 し て く ん な 。
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むーこ - またお返事が貰えるとは…！嬉しいですっっ！！ありがとうございます…！更新来てるの見るだけでテンションめっちゃ上がりました！これからもずっと応援してます！ (4月8日 13時) (
レス) id: 6b7afb9598 (このIDを非表示/違反報告)
惰眠の雑食(プロフ) - むーこさん» コメントありがとうございます！最近かなり更新頻度が減ってきていますが、こんな小説でも支えになれるということを聞けて嬉しいのでやる気出して書いていこうと思います！これからも応援よろしくお願いします👍 (3月30日 17時) (レス) id: 3cf3b068e7 (このIDを非表示/違反報告)
むーこ - 返信も嬉しかったです〜！ (3月24日 21時) (レス) id: 6b7afb9598 (このIDを非表示/違反報告)
むーこ - この小説、元気なくなった時に読むとすごく笑顔になれます！日常の支えです！素敵なお話の更新気長に待ってます！主様ありがとうございます！！ (3月24日 21時) (レス) id: 6b7afb9598 (このIDを非表示/違反報告)
メイデーア - 回答ありがとうございます！イザナらしいですね！これからも更新頑張ってください！ (3月4日 21時) (レス) @page49 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：惰眠の雑食 | 作成日時：2023年3月27日 0時
